創元推理文庫
エラリー・クイーンの冒険

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  • サイズ 文庫判/ページ数 378p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488104153
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

41
エラリー・クイーンの短編集。やはり、一番印象的だったのは「七匹の黒猫の冒険」エラリーが訪れたペットショップで店員の女性が語る週に一度、黒猫を届けさせる寝たきりの老女の目的は?という〝日常の謎”のように始まり、それが事件に発展。後、本筋には一切関係ないけれど、ちょっと気になったのが、エラリーが「Banzai,思いがけない収穫だ。これで、ぴったりする」と言うシーンがあるのだけれど、原作でも「Banzai」って言っているのかしら?2015/12/25

ヒロ

29
1961年に刊行された本だけあって言葉が古く若干読みにくいものの、話の内容はとても面白かったです。全部で10個の短編が収録されています。お気に入りは『1ペニイ黒切手の冒険』と『七匹の黒猫の冒険』です。どの作品も30ページ~40ページ程度の短編で、犯人にたどり着くロジックは納得できる内容でした。2017/05/17

本木英朗

28
エラリー・クイーンの短編集の1冊目が、この作品である。俺は高校生と大学生の時に一回ずつ読んでいたので、今回で3回目である。その男は、なぜひとりだけ色変わりのネクタイをしていたのか? なぜ、その猫嫌いの祖母さんは毎週、猫を一匹ずつ買わなければならなかったのか? どうしてその男は同じ本を11冊も買ったり盗んだりしたのか? ……など全10編の短編がある。どれも面白かったよ、うん。またいつか読みたいねえ。2019/10/26

Tetchy

28
短編ながらもその謎とロジックは全くレベルを下げていない。いやむしろ短編だからこそ一切の無駄を排しており、さらにロジックに磨きが掛かったような印象を受ける。しかも全ての短編でエラリーが真相を解明する前に読者にも犯人とトリック、ロジックが推理できるようにデータは提出されており、国名シリーズと同様フェアに徹している。オールタイムベストでいつも上位に選出される『シャーロック・ホームズの冒険』を読んだ時はいささか荒唐無稽さを感じざるを得なかったが、本書は現代でも十分通用するミステリの謎解きの楽しさが満喫できる。2010/03/28

yucchi

27
クイーン好きの読友さんに「短編集も面白い」とオススメされたので読んでみた。何作かは(´-ω-)ウムとなるものもあるが、トータルとしては満足度が高い。最後の事件の登場人物にハリー・ポッターって...(笑) 向こうではハリーもポッターもメジャーな名前なのかしら。日本で言うところの山田太郎的な感じかな(笑) 続編の『新冒険』も楽しみだー╰(º∀º)╯2015/01/10

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