創元推理文庫<br> ローマ帽子の謎

創元推理文庫
ローマ帽子の謎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 438p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488104054
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

23
十分愉しめた。そして私、犯人解っちゃいました!う~ん、気持ちがいい!このカタルシスこそ正に本格推理小説の醍醐味だ。そして犯人が判ってから読むとクイーンの作品は非常にフェアプレイである事が判る。最後の謎解きの辺りでは、センター試験の答え合せをする時のようにドキドキした。なるほど、極上の知的ゲームである。久々に毎日本を読むのが楽しみだという気持ちになれた。推理小説に夢中だった小さい頃の想いが甦るようだ。推理小説とはこんなにも楽しいものだったのかとこの年になってさえ思わせてくれる。2010/01/22

タッキー

13
クイーンの処女作で、大好きな国名シリーズの第1作。再読ですが、相変わらず綺麗に忘れていました。まるでドラマ化できそうなスピード感のある展開。ひたすら帽子、帽子とまさに帽子の謎。消えた帽子から、犯人まで辿り着かせるのはさすがのプロット。ホームズのような派手な推理はありませんが、一歩一歩犯人に迫っていく論理はすごいと思います。これが書かれたのはヒット作の宝庫で、奇跡の30年代といわれる前年の1929年。まだまだこれから楽しく再読します。2020/10/31

どんまいシリル

12
ステキなエラリーを求めて、本棚から取り出した一冊。「しかつめらしい」「ぐるり」この言葉の割合が多く、女性を「愛人」「いろ」等と表現しているあたりに、時代の違いを感じる。640円で購入した当時の自分は、それは謎解きに真剣で、そこには関心がなかったにちがいない。そして、この時点ではステキなエラリーに出会えていない。犯人に関しては「ですよね~。」と言うしかなく、完敗。 2020/02/29

ホームズ

12
これと『エジプト十字架の謎』を読んで徹夜してしまった(笑)やはりエラリー・クイーンの国名シリーズは良いですね~(笑)最初の作品としては良いんですが最後の推理の場面でエラリーがいないって言うのが少し残念な感じですね~。エアラリーには最後にシッカリ謎ときをしてほしかった(笑)2010/01/04

Radwynn

10
「ローマ帽子」ってなに?と思ったら「ローマ劇場で殺された男の失われた帽子」に秘められた謎だった、という。国名シリーズは結構無理矢理なタイトル多いよねw クイーン父子シリーズの第1作目。ジューナ君含む2人の私生活やパパの部下たちの紹介が満載で、国名シリーズを面白く読む為には本作は必読かと。但し、膨大な“行動の記録”的記述は、彼らの性格や思考の方向を示すには必要とは思うものの、いささか冗長、かも。本作ではエラリィよりもパパの方が全面に出ていて、警察小説の様相。最後の最後の謎解きの披露で、本格推理の面目躍如。2015/06/20

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