出版社内容情報
■朝倉宏景、君嶋彼方、砂村かいり、額賀澪で贈る読切特集「駅×旅」。■新連載 オールブラックス入りした日本人ラガーマンを描いた物語、開幕! 堂場瞬一『フルハウス』。■読切 冷戦末期を舞台に繰り広げられる、異色の陰謀劇。赤野工作「〝たかが〟とはなんだ〝たかが〟とは」。雪の降り積もる屋敷で女優が企む殺害計画を描く、本格ミステリ。東川篤哉「暮林紅子の誤算」。■芦辺拓『明治殺人法廷』、高田大介『記憶の対位法』、感動の連載最終回。■創元ホラー長編賞選評ほか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
楽
15
24年6月。魞沢泉&明智恭介シリーズ最新作刊行記念として、(我らが)櫻田智也氏と『屍人荘の殺人』などの今村昌弘氏との対談。若林踏『新世代ミステリ作家探訪 旋風編』でも登場した二人だが、内容から共通するものを感じていたので、対談は期待していたところ。創作過程、装幀(河合真維さん、遠田志帆さん)、短編と長編の書き方など、作品には現れない部分の話も楽しい■対談の次の頁が「装幀の森」というリレー連載なのもよい。そのあと、宇田川拓也氏が『六色の蛹』を(本書を抜きに)「二〇二四年の国内ミステリは語れませんぞ」と絶賛。2024/06/23
rinakko
6
お目当ての、川野芽生「不死者の物語──女生徒」を(大好き)。あと、久しぶしに翻訳ミステリを読みたくなった。2024/07/12
とみしん tomisin555
5
6月発売のvol.17。 一番の目当ては福家警部補シリーズの新作「亡霊」。舞台が京都府警になっていて驚いたけれど当然とても面白かった。新刊が楽しみ。そして、巻頭に約30ページ分が掲載された『白薔薇殺人事件 / クリスティン・ペリン』。今月発売の新刊の先行紹介だけど先の展開が待ちきれない。7/11には本屋に駆けこむ。後、山崎佳代子の連載エッセイ「私の小さな地図帖」。同年代なのか半世紀ほど前の出来事がくっきり浮かぶ。そして書評等で読みたくなったのは『地雷グリコ / 青崎有吾』と『六月の蛹 / 櫻田智也』だな。2024/07/03
-
- 和書
- 苦海浄土 全三部