出版社内容情報
「懸賞付き犯人当て小説」第6弾に、異才・白井智之が本誌初登場! 読み切り、近藤史恵〈ビストロ・パ・マル〉シリーズ最新作。第11回創元SF短編賞選評掲載ほか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつ
14
ビストロが舞台の近藤作品は、コロナ禍の世相を反映したテイクアウトを依頼する少年の物語。元号が令和に変わったばかり、コロナの気配もない頃、吸収される運命の映画広告会社の記念企画を描く古内作品の今回の章は「あおさぎ、たちずさんで」。これはギリシャの映画監督アンゲロプロス作品へのオマージュかと思いつつ読み進む。物語の中心は、むしろ遥か時を隔てた1990年頃のミニシアター全盛期。彼以外にも、p85に名の挙がるジャームッシュ、ホウ・シャオシェンも、映画館で夢中になって観た記憶が蘇る。エリセ監督も入れてほしかった。2023/04/11
Takahide✈Yokohama
1
前号を読んだのがかなり前のため、法月倫太郎の問題編を殆ど忘れてしまっており、解答編を読んでも何だかよくわからなかった。西澤保彦はいつもとは少し違う感じ。2021/03/22