出版社内容情報
第15回ミステリーズ!新人賞受賞作、齊藤飛鳥「屍実盛」&第28回鮎川哲也賞、第15回ミステリーズ!新人賞選評掲載。太田忠司、新連載開始。大倉崇裕、丸山正樹読切り掲載。人気企画再び!犯人当て小説企画スタートほか。
太田忠司ほか[オオタタダシホカ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつ
16
今号で一番読み応えがあったのは、手話通訳士を巡る丸山作品。ミステリに非ず、「事件簿」という惹起文句もこの際不要。聴覚障害者とのコミュニケーションについて課題を突き付けられた感あり。齊藤作品は、木曾義仲から遺体探しを依頼された、壇ノ浦以後唯一生き残ることになる平家の男頼盛の、生死を賭した謎解き。最終回の門井作品はこのところの息切れ感が続いたまま。芦原作品の解決編は、演劇シナリオに擬えた記述と思い切ったことをしてのける。大倉作品は別シリーズの登場人物が絡む分、わかりにくさも。純粋な犯人当て小説は後半が楽しみ。2023/03/13
二葉
5
今月号から、「犯人当て」小説の企画スタート。それだけで、読む楽しみが増える。2018/10/28