出版社内容情報
〈給食のおにいさん〉シリーズで大人気の遠藤彩見の新シリーズ先行掲載、森谷明子〈秋葉図書館〉シリーズ最新作ほか。青柳碧人〈ほしがり探偵ユリオ〉セカンドシーズン、本城雅人『友を待つ』、東川篤哉『仕掛島』連載完結。
遠藤彩見ほか[エンドウサエミホカ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつ
18
今号で完結の「ほしがり探偵」の話は連載の設定ゆえのドタバタよりも、無関係とも思える幕切れ(骨壷に収まる物の描写)が強烈。同じく『仕掛島」は途中から荒唐無稽になった印象。福家警部補登場の倒叙ものは、犯人が犯行後感じた違和感が思わぬ形で解明に繋がるところが見事。どの事件でも(特に男の)犯人が警部補に対していつも傲岸に振る舞うのは、お約束なのか。雪乃紗衣はかつて『彩雲国物語』を楽しんだ(完読したはず)作家だが、今回はわかりにくかった。幻想的世界が苦手なためか。芦原作品は、語り手が笹野里子にいきなり変わり➡️2023/02/26