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出版社内容情報
小佐内さんと小鳩くんが帰ってくる!待望のシリーズ最新作、米澤穂信「巴里マカロンの謎」掲載。乾ルカ、『メグル』に続くH大学を舞台にした新連載スタート。第7回創元SF短編賞受賞第1作、石川宗生「半分世界」掲載ほか。
米澤穂信ほか[ヨネザワホノブホカ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
29
小市民シリーズ目当て。 タイトルは甘く、中味はほろ苦く。新刊の刊行待ってます。2018/03/27
みつ
17
今回一番の収穫は、この号まで12号のカバー全体のイラストを担当した田中寛崇へのインタビュー記事。前号の感想で触れていた趣向も語られる。背景は、最初に戻って東京創元社。登場する少女はずっと大人びる。SF『半分世界』は、家の半分が消失するという事態に家族が平然と生活を続け、周りが異常に盛り上がるという設定が面白い。『不良品探偵』シリーズは、コントのような登場人物の空騒ぎがこれまで以上に笑える。『巴里マカロンの謎』は、菓子の名が表題に入るシリーズ。いわゆる「日常の謎」を演出した人物の心の動きが鮮やかに描かれる。2023/01/03
るか
8
7年ぶりの新作ということで小市民シリーズ目的で購入,その感想です。小鳩君の推理癖や小山内さんのスイーツ好きは変わらず懐かしい気持ちになりました。ふとした隙にマカロンが一つ増えてしまったことを推理していくが相変わらずスイーツのことになると小市民からかけ離れる小山内さんの姿が微笑ましい。2人の掛け合いは息がぴったりで助け合いながら推理を進めるところは小市民シリーズを読んでいるんだなぁという嬉しさを感じました。最後も事件が解決したというスッキリした感じで終わらないところもこのシリーズらしくてよかったです。2017/05/14
青雲空
6
小市民と田中さんの表紙解説を目当てに買ったが、「ナナフシ」も良かった。マナー教室の話は、日常の小さな謎の系譜。このテーマも定着し、多くの作家がチャレンジしてくれるので楽しい。えるじゃないが、人が死ぬ話よりいい。2017/01/13
ちゃか
6
「小市民」シリーズの短編目当て。あぁ、やっぱりこの二人のやり取りは読んでいて楽しいなぁ。シリーズ読み返したくなりますし、冬はまだですかと思う。新規開店した店にマカロンを食べに行っただけのはずなのに、どうしてこういう事態に遭遇するのか。そしてさっと謎を解決してしまいますが……何ともビターな真実だなぁ。確かに少女に伝えるのは憚られる。パッとそれに気づく二人はなんというか流石ですとしか……2016/12/14
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- ずっと、大好きだよ