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出版社内容情報
■パスティーシュ小説・エッセイで贈る、特集「名探偵ルーフォック・オルメスがやって来る!」■特別対談「北村薫×深緑野分トークショー」、「芦辺拓×平岡義博『ミステリと科学捜査』」■堂々の連載最終回! 太田忠司「優しい幽霊たちの遁走曲」、大崎梢「本バスめぐりん。」■祝・第16回本格ミステリ大賞受賞、「レイコの部屋」ゲスト:鳥飼否宇■第7回創元SF短編賞受賞作決定ほか
太田忠司ほか[オオタタダシホカ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつ
16
冒頭はパスティーシュ小説。カミのホームズもののパスティーシュを芦辺拓がさらにパスティーシュしたものであるが、芦辺氏は長編において大掛かりな舞台装置を扱う奇想が活きる作家だと思うので、極く短い3つの小説は、梗概にもなっていないというのが正直な印象。大崎作のシリーズ最終作は、再々雇用で移動図書館の運転を担う主人公に起きたトラブルで、同世代として身につまされるものがあるが、解明の着地点があっけない。ビストロを舞台にした近藤史恵のシリーズものは、登場人物の謎の行動と別の人物の言伝から、意外な感情を炙り出す佳品。2022/12/15
二葉
4
鮎川哲也賞の選評で才能を褒められていた篠澤さんのデビュー作掲載。2016/06/27
チカチカ
3
近藤史恵さんの、パ・マルシリーズ『ヴィンテージワインと友情』掲載。ワインの持ち込み・抜栓料を巡る友情とは。大崎梢さんの移動図書館の運転手の『本バスめぐりん』は第5話で最終回。移動図書館は小さい頃に利用したことがある。今もどこか近所にきているのかな?2016/08/20