出版社内容情報
西澤保彦〈ぬいぐるみ警部〉シリーズ連載スタート。東京創元社創立60周年企画「わたしと東京創元社」読者エッセイ掲載。傑作翻訳ミステリ読切など。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつ
17
冒頭に東京創元社(の中でも創元推理文庫)への愛を語る読者の投稿が本棚の写真入りで紹介される。期待して掲載作品に読み進むと、今回も同社「らしさ」と感じるものが少ない。『意地悪な幽霊』完結編は、視点の頻繁な交代、幾世代にもわたる人物たち、多重人格など、複雑な設定が最後まで活きてこない。呪いが祝福と表裏一体となるスローン作、SNS時代をブラックに描く坂木司のショート・ショートは好み。人間関係の溝が悪意を膨らませつつ暖かい結末に到る「答えない子ども」は、この社らしい(と自分が感じる)典型作。この路線を読みたい。2022/10/10
BECHA☆
2
火災調査官(福田和代)、誉れ高き勇敢なブルーよ(本城雅人)が今号も読み応えたっぷり。鞄図書館が無かった(哀)。2014/05/25
aki.s
1
柴田よしき『占い師は幽体離脱する』は休載? 次号からの樋口有介の連載が楽しみ。2014/04/22