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出版社内容情報
切り絵世界で〝ばらばら〟に入り乱れた人間関係の顛末、気が強いせいで対立し離ればなれになった二人のそれから、冬をもたらし雪山に踏み込んだ人の足跡を消して道に迷わせるものと過ごしたある冬の想い出、正体を隠しながらも嵐の晩に出掛けていく鵺たちの記録――。少し長めの一瞬の中で、何度でも別れ出会い直す。『ブランクスペース』が注目を集める熊倉献による、暮らしと隣り合わせのワンダーを描いた待望の最新短編集!
【目次】
内容説明
『ブランクスペース』の熊倉献が描く、暮らしと隣り合わせのワンダーを描いた待望の最新短編集!!
著者等紹介
熊倉献[クマクラコン]
アフタヌーン四季賞「2012年夏のコンテスト」で佳作受賞。2014年「good!アフタヌーン」5号に読み切り「盤上兄弟」が掲載されデビュー。『ブランクスペース』が「このマンガがすごい!2022」のオンナ編で第6位に選ばれ注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いちろく
23
「普通」であることが特別であることを色々な角度から意識させられるような短編集だった。様々なカタチの「出会い」も描かれている点も印象に残る。一つ一つの作品はとても短いのだけれど、読み込むという意味で短さを長く感じた本でもあり面白かった。東京創元社がこのような形式の作品を刊行している点でも興味深い。2026/10/03
JACK
23
◯ 普通の暮らしと隣り合わせの不思議な世界を描く短編集。どれもふんわりとした優しい作品。SF研究部のみんなが憧れる女子、谷さんをめぐる物語「空中楼閣」、何でも願いを叶えてくれる白蛇に一風変わったお願いをする「倍々の冒険」、ミステリー小説の担当が熱を出した時、周囲が殺人犯だらけに見えるという「日常生活殺人事件」、喫茶店の変なメニューから始まる陰謀論「左利きの帝国」、漢字の様な形の家に住みたいと願う「口口口口口」、巡り会って死んで転生してまた巡り会うをずっと繰り返す2人を描く「少し長めの一瞬」が良かった。2026/09/10
s_s
15
『春と盆暗』で新鋭として注目を集め、『ブランクスペース』で多大な評価を受けた、熊倉献による短編集。漫画の単行本らしからぬ装丁が、手に取る前から独特の面白さを予感させる。その実、16編の全てが個性的で、磨き上げられた発想力を実感するとともに、捻りの効いた魅力を存分に味わうことが出来た。『甘党たちの荒野』の後日譚が用意されているなど、当初からのファンには嬉しいサービスも。表題作は当然良作であったが、「普通」について考えさせられる冒頭の『いさなとり』が印象深い。確実な進化を果たした本書に、捨てる所など一切無い。2026/09/02
ふりや
14
書店で見かけて表紙のイラストにひと目惚れしてジャケ買いしたのですが、大当たり!初めて読む作家さんでしたが、本当に面白かった!些細な日常の中にファンタジーやSFの要素がするりと入り込むような不思議な作品たちで、絵柄が好きなのもあり、どの物語もとても楽しく読みました。中でも表題作の『少し長めの一瞬』が最高で、ラストは泣きそうになりました。この人の他の漫画も読もうと思います。2026/09/26
うさぎや
12
短編集。どこか、すこし、ふしぎ。アシアトカクシの話、火車の話、表題作がすき。2026/09/27




