粒と棘

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粒と棘

  • 新野 剛志【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488029319
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

戦後、東京。
暗闇の底に灯る一瞬の生の輝き。
占領と復興の十年、名もなき人々の
人生と犯罪を描破する珠玉の六編。

ある男は、上海から空輸されたダイヤモンドの行方をめぐって追手から逃げる――飛行士として空を駆けた日々に思いを馳せながら。
ある少年は、みずからと似た境遇の浮浪児を集めて地方の農家に身売りする――それが彼らにとっての幸福に違いないと信じながら。
ある女は、紙芝居の出版社で働く傍ら許婚とともに義兄の帰りを待ち続ける――父のいなくなったこの国で自由とは何か悩みながら。
一九四五年、第二次世界大戦の終結とともに被占領国となった日本の状況は一変した。あらゆるものを失い、時に犯罪に手を染めてもなお、生きるために人々はもがく。惨めにも、時に気高く。占領と復興の十年を駆け抜けた名もなき人々の生を描破する珠玉の六編。

■収録作品
「幽霊とダイヤモンド」
「少年の街」
「手紙」
「軍人の娘」
「幸運な男」
「何度でも」


【目次】

内容説明

ある男は、上海から空輸されたダイヤモンドの行方をめぐって追手から逃げる―飛行士として空を駆けた日々に思いを馳せながら。ある少年は、みずからと似た境遇の浮浪児を集めて地方の農家に身売りする―それが彼らにとっての幸福に違いないと信じながら。ある女は、紙芝居の出版社で働く傍ら許婚とともに義兄の帰りを待ち続ける―父のいなくなったこの国で自由とは何か悩みながら。一九四五年、第二次世界大戦の終結とともに被占領国となった日本の状況は一変した。あらゆるものを失い、時に犯罪に手を染めてもなお、生きるために人々はもがく。惨めにも、時に気高く。占領と復興の十年を駆け抜けた名もなき人々の生を描破する珠玉の六編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

27
終戦直後の混乱の時代、上野駅地下を住処に生息する孤児たちを中心に、隠匿財産をめぐる右翼やヤクザの争い、そこにからむGHQの策動等を描く連作短編6題。読みどころは逞しく生き残ろうとする孤児たちの生き様。初っ端の「幽霊とダイヤモンド」がやや読み辛くて、ストーリーにドライブ感がかからなかったことが惜しい。2025/09/11

だるま

14
第二次世界大戦で敗戦国となった日本。多くの犠牲者を出し、生き残った者も何もかもを失い、貧困と混迷の中で必死に生きようとする。時に犯罪に手を染めたとしても・・・。戦後の十年を駆け抜けた人々を描いた六話の短編集。一応ミステリのジャンルに入っているみたいだが、感じとしてはピカレスクロマンで、暗く重い作品ばかりだったがとても面白かった。本当に終戦直後はこうだったのだろうなあと思わせる上野界隈のリアルな描写が秀逸。浮浪児、売春婦、三国人など、雑多な連中の生き様と死に様が胸に迫る。これ、何らかの賞を取ると思う。傑作。2025/08/25

津島修三

7
戦後の混沌とした時代、欲しい物は手に入らず誰もが皆貧乏で、貪欲でギラギラしていた‥と、思うそんな時代を切り取った6つの短編集。 それぞれが少しだけ重なり合うように大きな物語なっています。 人々はみな泥臭くスマートじゃ無いけれど、だからこそ惹きつけられる何かがある。2025/09/06

spike

6
戦後の混沌からの10年くらいをを疾走していく男女たち。それぞれがハードボイルドな短編のようでいて、登場人物の因縁やストーリーが繋がりあって最終編へ。でも一番気に入ったのは「手紙」かもしれない。2025/09/02

Akko1454

5
書評用なんだけど、めちゃくちゃすごかった!まさかのラストで伏線回収!!そうなるか!?地味すぎてこのミスに挙がりそうにもないけど、かなり作り込まれてる。というわけでもう一回読まないとだな2025/08/29

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