僕たちの青春はちょっとだけ特別

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488029180
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

【東京創元社×カクヨム学園ミステリ大賞大賞受賞作】

僕が先生たちの代わりに、証拠を集めます

高等支援学校に入学した15歳の青崎架月は、
初めてできた友人たちと学校生活の中で
出合った三つの謎に挑む。
彼らの日常と謎解きが静かな感動を呼ぶ、連作学園ミステリ

中学時代、クラスのお客様扱いでぼんやりと過ごしてきた青崎架月。15歳の春、この明星高等支援学校に進学したことで、そんな日常にちょっとした変化が。先輩が巻き込まれたゴミ散乱事件、ロッカーの中身移動事件、生徒失踪事件を同級生や先輩の手を借りながら解決していく。高等支援学校を舞台に、初めてできた友人たちとの対等な付き合いに戸惑う架月の青春と、彼が出合った謎を描く連作集。
「東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞」大賞受賞作。

内容説明

中学時代、クラスのお客様扱いでぼんやりと過ごしてきた青崎架月。15歳の春、この明星高等支援学校に進学したことで、そんな日常にちょっとした変化が。先輩が巻き込まれたゴミ散乱事件、ロッカーの中身移動事件、生徒失踪事件を同級生や先輩の手を借りながら解決していく。高等支援学校を舞台に、初めてできた友人たちとの対等な付き合いに戸惑う架月の青春と、彼が出合った謎を描く連作集。「東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞」大賞受賞作。

著者等紹介

雨井湖音[アマイコオト]
1996年宮城県生まれ。宮城県在住。宮城教育大卒。現在、高等支援学校の職員として働く傍ら、ミステリ小説の執筆を行う。本作『僕たちの青春はちょっとだけ特別』を「東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞」に投じ、大賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

青乃108号

211
特別支援高等学校を舞台に描く「ちょっと特別」な青春小説である。知的障害者のグループホーム支援員を生業とする俺は自身も2級の障害者手帳持ちであるので興味深く読んだ。見た目では健常者と何ら変わりない男子の、校外学習でのエピソードが特に印象深い。バス利用や施設の入館時、自分では手帳を提示出来ず同級生を先に行かせる場面。彼にとっては手帳の提示は屈辱なのだ。気持ちは良く判る。手帳を提示すれば半額で利用出来るが、同伴者も1名半額となるから彼は同伴の健常者の立場でいたかったのだ。作中の記述が不足していたので補足として。2026/03/27

昼寝ねこ

164
特別支援学校が舞台の学園ミステリーは今までになかったのではないだろうか。生徒たちは軽度の知的障害を持っていて其々に苦手なことはある。でも決して画一的ではなく個性豊かで魅力的なキャラ揃いだ。作者が現役の支援学校職員だけあって個性の違いを丁寧に表現している。人の気持ちを汲み取るのが苦手な生徒を探偵役にしたミステリー部分も日常の謎系で良くできているが、作者はそれよりも生徒たちの成長物語を描きたかったように思う。障害を押し付けがましいドキュメンタリーではなく小説の形で優しく的確に表現してくれた作者に感謝したい。2026/05/14

のりすけ

91
高等特別支援学校に通う、特性のある子たちの物語。日常の謎あり。謎を解くのは主人公の架月だけど、他のキャラもいい味出してる。この子たちが共に生きていけるような世界になって行くといいなと思う。同情じゃなく補い合って生きていく世界。ダンガンロンパがほんのり出てきてて、わかりやすい例えだ!なんて思ってしまった。みんなが幸せに生きていけますように…。2026/01/09

サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

84
(2025-50)【図書館本-37】初読みの作家さん。仙台にある特別支援高等学校を舞台したライトミステリというちょっと変わった設定が気になり手に取った。発達障がいや軽度の知的障がいを持つ子供達。少し計算が遅かったり、人とのコミュニケーションが苦手だったり、普通の人ならばなんでもないことが、大きなプレッシャーだったりする。作者は支援学校にお勤めなので、実際もこんな感じなのかもしれない。ミステリーというよりは彼等の青春物語であり、成長物語だ。タイトルの通りに、彼等の青春はちょっとだけ特別。★★★★2025/04/04

mike

82
障碍者といってもそれは様々で、パッと見た目では健常者との区別がつかない者もいる。自分に障碍がある事を認めて手帳を出すことに抵抗がない者いれば、人に知られるのが怖い者もいる。高等支援学校という小さな社会の中で互いにぶつかり合い認め合い友だちになり自信をつけて成長する姿がミステリー仕立てで書かれている。彼等をサポートする教師が良い。出過ぎず常に目配りをして各々の障碍に応じた言葉をかけ、やがて社会に出ていく子ども達への指導を工夫する。障碍のある者の話は何冊か読んだが暗くなり過ぎずそれでいてリアルを描いた秀作だ。2026/05/14

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