歌人探偵定家―百人一首推理抄

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歌人探偵定家―百人一首推理抄

  • 羽生 飛鳥【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784488029043
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「紫式部の和歌を屍に添えて汚す者は許せん。
下手人を突き止める!」

『小倉百人一首』に選出された和歌が事件解決の手掛かりに――
若き藤原定家が、名歌の絡んだ五つの謎を解く!

一一八六年。平家一門の生き残りである、亡き平頼盛の長男、保盛はある日、都の松木立で女のバラバラ死体が発見された現場に遭遇する。生首には紫式部の和歌「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲隠れにし 夜半(よは)の月かな」が書かれた札が針で留められ、野次馬達はその惨状から鬼の仕業だと恐れていた。そこに現れた、保盛の友人で和歌を愛してやまない青年歌人・藤原定家は「屍に添えて和歌を汚す者は許せん」と憤慨。死体を検分する能力のある保盛を巻きこみ、事件解決に乗り出す! 後に『小倉百人一首』に選出された和歌の絡む五つの謎を、異色のバディが解く連作ミステリ。

■目次
「一 くもがくれにし よはのつきかな」
「二 かこちがほなる わがなみだかな」      
「三 からくれなゐに みづくくるとは」      
「四 もみぢのにしき かみのまにまに」      
「五 しのぶることの よわりもぞする」

内容説明

一一八六年。平家一門の生き残りである、亡き平頼盛の長男・保盛はある日、都の松木立で女のバラバラ死体が発見された現場に遭遇する。生首には紫式部の和歌「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲隠れにし 夜半の月かな」が書かれた札が針で留められ、野次馬達はその惨状から鬼の仕業だと恐れていた。そこに現れた、保盛の友人で和歌を愛してやまない青年歌人・藤原定家は「屍に添えて和歌を汚す者は許せん」と噴慨。死体を検分する能力のある保盛を巻きこみ、事件解決に乗り出す!後に『小倉百人一首』に選出された和歌の絡む五つの謎を、異色のバディが解く連作ミステリ。

著者等紹介

羽生飛鳥[ハニュウアスカ]
1982年神奈川県生まれ。上智大学卒。2018年「屍実盛」で第十五回ミステリーズ!新人賞を受賞。2021年同作を収録した『蝶として死す 平家物語推理抄』でデビュー。同年、同作は第四回細谷正充賞を受賞した。また、児童文学作家としても活躍している(齊藤飛鳥名義)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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パトラッシュ

156
藤原定家が和歌の見立て殺人事件を推理するとは、これ以上の名探偵はいない。源平合戦後の荒れた京都を舞台に世相のトリビアもたっぷり盛り込んで、愛する和歌を殺しに使われて怒り狂うエキセントリックな定家が微笑ましい。『蝶として死す』などで明敏な頭脳を披露した平頼盛から死体検案術を受け継いだ長男保盛とペアを組んで活躍する姿は、金田一耕助の先祖にも思える。しかし、この調子で定家の関わった事件から後の百人一首に繋がるのなら、更に95件は殺人が続く勘定になる。承久の変や新古今和歌集編纂を経て、あと19冊は続編が出るのか。2024/08/19

ちょろこ

119
歌人探偵ミステリの一冊。時は1186年、藤原定家が平保盛とタッグを組んで和歌に絡んだ五つの事件を解き明かす連作短編ミステリは時代を味わい謎解きに唸る面白さに満足感いっぱい。和歌をこよなく愛するがゆえに穢されては黙っちゃいられない性分の定家と、亡き父、平頼盛の想いを継いでひたすら目立たず生きようとする保盛のバディが時に明るく時に陰鬱に物語を彩りどんどん彼らと事件に魅了されるほど。しっかりとした組み立ての謎解き、扇の向こうに透ける真実に毎回感心。和歌の存在意義といい綺麗なまとめ方が気持ちよさまで運んでくれた。2024/08/23

たま

66
羽生飛鳥さん3作目。前2作『蝶として死す』『揺籃の都』は平頼盛が探偵役だったが、この作品では息子の保盛が藤原定家とタッグを組む。探偵定家に相応しく5編の短編すべてが有名な和歌に関係があり※、私には西行が登場する第2編が面白かった。東国の旅を終えた西行が干し柿を炙りながら頼朝との出会いや待賢門院との昔日の恋愛を語ったりするのだ。式部、業平、道真はともかく、式子内親王にはもっと活躍してほしかった。九条良経や後鳥羽院の登場する続編を期待しています。それにしても樋洗の使い方には呆然。こんな使われ方だったの? 2024/08/07

さつき

62
藤原定家と平保盛の探偵コンビ誕生!!天才肌でエキセントリックな定家と、父譲りの検死技術のある保盛を組ませるなんて面白い設定で楽しく読みました。5つの謎解きが描かれますが、惨殺死体のもとで偶然2人が出会ったり、過去の不思議な事件の真相を探ったり、八条院からの依頼を受けたりとその種類も様々でバランスよく読みやすかったです。まだまだこの2人の物語を読みたいです。続編待ってます。2024/09/08

藤月はな(灯れ松明の火)

58
編集さんと作者の会話が可愛い。流石、桜庭さんとF編集者さんとの軽妙な遣り取りで有名な東京創元社だぜ!さて今作は平頼盛の長男である平保盛を美形な武闘派ワトソン役に置き、藤原定家をホームズ役としている。だが、今作の藤原定家像に噴くのを抑えなければならなかった。何故なら虚弱体質でありながらも大好きな歌を冒涜されると憤激し、死穢も厭わず、人殺しも厭わない盗賊にも臆することなく、(相手は引いているにも関わらず)立て板に水の布教・説教を辞さないし、尊敬する歌人との遣り取りに魂が抜けるからだ。彼こそ、まさにオタクの鑑!2024/08/23

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