内容説明
「わらわを預かっておくれな」ある日、弥助のもとに猫の姫が押しかけてきた。おかげで弥助は猫がらみのおそろしい事件に巻きこまれることに…。今回は猫づくし、妖怪ファンタジイ第6弾。
著者等紹介
廣嶋玲子[ヒロシマレイコ]
神奈川県生まれ。『水妖の森』で、ジュニア冒険小説大賞を受賞し2006年にデビュー
Minoru[MINORU]
大阪府生まれ。京都精華大学デザイン学部VD学科イラストレーションコース卒業。動物や人物などをモチーフに模様を組み合わせた独特な雰囲気の作品を多数制作。装画を中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
64
児童書。猫の巻。暇を持て余した猫の姫、王蜜の君は白い子猫の姿で弥助のもとにやってきた。ところが、猫を殺して呪いの道具にする残酷な事件が多発し、弥助のまわりのもの達が巻き込まれる。▽たくさんの化け猫たちが活躍する。猫可愛い。梅吉と津弓コンビのイタズラぶりに笑う。2020/11/22
こゆ
11
今回は王蜜の君を主軸とした、猫だらけの6巻。イラストレーターさんが描く猫はどの子も可愛く、それだけに猫が命を落とす話は哀しい。白蜜は本当に美人!猫の命を利用して人の悪意を楽しむ黒幕はゲスく、怒った王蜜の君が下した鉄槌は恐ろしい。千弥の弥助至上主義はどんどん暴走、もはやただのモンペにしか見えない。半妖のみおと仲良くなった左門もいいキャラだったから、また出てきてほしいな。お調子者だけど、なんだかんだ猫や玉雪さんを助ける久蔵は魅力的だ。そういえば、久蔵と初音姫の子供もまた半妖。次の巻が楽しみ。2022/07/20
noko
4
化け猫や普通の猫が沢山出てきます。化け猫は化けられるので、人になった時と喋れる猫姿があり、ちょっと複雑。児童書ですが、我が子には早すぎたようで、これちょっと分かんないと途中でギブアップしていたので、私が読みました。大店の婿養子に入ったけれど、凄まじい婿イビリをする家の話は、最後は浮気まで疑われるので、ちょっと小学生には早いかも。子猫が消える話は、なんだが胸◯そ悪いというか、動物虐待は嫌よね。そして浪人がそれに少し心動かされるって、なんかいやだった。2024/10/23
のらいぬ
3
シリーズ6作目、今回は王蜜の君が大活躍!たくさんの猫たちが登場します。「猫じゃらし」では、梅吉と津弓のやんちゃコンビと、それに加勢する白蜜のやりとりが楽しかったです。白蜜の正体を知って震え上がるちびっこ妖怪2人がかわいくて、愛おしくてたまりませんでした(笑)猫首のお話はとても悲しく、胸が締め付けられるようでしたが、最後の虎丸と藤一郎の会話にうるっとしました。王蜜の君がとてもかっこよくて、一族を想う姿に憧れます。そして、娘ではなく息子が欲しい!とごねる久蔵も、双子の女の子というオチも最高に面白かったです。2021/04/01
なおちゃん@もも組
2
猫好きには閲覧注意にしたい内容・・・ 面白いんだけどね・・・・2021/11/15