刑事何森 孤高の相貌

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刑事何森 孤高の相貌

  • 丸山 正樹【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 東京創元社(2020/09発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 323p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488028138
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

埼玉県警の何森(いずもり)は、昔気質の一匹狼の刑事である。仕事一筋ながら協調性はなく、県内の警察署を転々としていた。久喜署に所属していたある日、不可解な殺人事件の捜査に加わることに。障害のある娘と二人暮らしの母親が、二階の部屋で何者かに殺害された事件だ。二階へ上がれない娘は、母親の悲鳴を聞いてケースワーカーを呼んでから通報したというが――。〈デフ・ヴォイス〉シリーズ随一の人気キャラクター・何森刑事が活躍する連作ミステリ。

内容説明

埼玉県警の何森稔は、昔気質の一匹狼の刑事である。有能だが、組織に迎合しない態度を疎まれ、所轄署をたらいまわしにされていた。久喜署に所属していた二〇〇七年のある日、何森は深夜に発生した殺人事件の捜査に加わる。障害のある娘と二人暮らしの母親が、二階の部屋で何者かに殺害された事件だ。二階へ上がれない娘は大きな物音を聞いて怖くなり、ケースワーカーを呼んで通報してもらったのだという。県内で多発している窃盗事件と同一犯だろうという捜査本部の方針に疑問を持った何森は、ひとり独自の捜査を始める―。“デフ・ヴォイス”シリーズ随一の人気キャラクター・何森刑事が活躍する連作ミステリ。著者の新たな代表シリーズ開幕!

著者等紹介

丸山正樹[マルヤママサキ]
1961年東京都生まれ。早稲田大学卒。シナリオライターとして活躍ののち、松本清張賞に投じた『デフ・ヴォイス』(文藝春秋、2011年/のちに『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』に改題。文春文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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しんたろー

252
『デフ・ヴォイス』シリーズや『漂う子』で渋い脇役の何森を主役にした2つの短編と1つの中編…『二階の死体』は、車椅子女性と撲殺された母親の切ない話。『灰色でなく』は、取調官に迎合した自白をする容疑者を救おうとする何森。『ロスト』は、記憶喪失になった銀行強盗犯の隠された秘密と何森の過去…どれもミステリとしてキチンとしている上に、人情を掬い上げた丸山さんらしい筆致で素晴らしい。特に『ロスト』は長編にできる話を凝縮してあって、何度も目頭が熱くなった。『デフ~』主役の荒井の妻・みゆきが何森の相棒なのも嬉しかった。2020/11/05

昼寝ねこ

235
『デフ・ヴォイス』シリーズのスピンオフ小説集で何森刑事を主人公とした短編2作と中編1作。推理小説なのでストーリーには触れないことにする。被害者も加害者も聾者ではないのでデフ・ヴォイスとの関連性は少ないが、精神や身体に障害を持つ人たちばかりなのでトーンが似ていて、どの作品も障害について深く考えさせる内容になっている。最後には何森刑事の哀しい過去がわかって切ない。ラストシーンに荒井ファミリーも登場する。何森刑事シリーズは続編が出ているので続けて読みたいと思っている。2024/05/29

いつでも母さん

200
何森シリーズここに誕生!連作3話。違和感なく物語に入って行けるのは『デフ・ヴォイス』シリーズから派生してるからだろう。みゆきとの関わりも好い。2話目の供述弱者の事件は他人事ではなくこうして冤罪が生まれるのかもと怖ろしい。『ロスト』はドンドン気持ちが急かされて〈ロク〉の強靭な意思に逃げ切って欲しいと肩入れして読んだ。動物園での再会は切なかった。何森自身の過去を知って新井家家族と墓参のシーンも暖かく好み。さぁ、次は強行犯係へ再異動だ。どんな事件の何森と会えるのだろう。楽しみに待ちたい。2020/10/05

みっちゃん

191
嬉しくて堪らない。飄々とした佇まいとぶっきらぼうな物言いの下に隠された、強い正義感ととびきりの優しさ。いぶし銀のような存在感を「デフ・ヴォイスシリーズ」で放っていた何物森刑事のシリーズ始動!と期待したい。ぐいぐい読ませるミステリーとしての読みごたえに加えて、あまり光の当たらない社会の矛盾を、声高に連呼するのではなく、が確固たる信念で伝える作者の筆致が好きだ。荒井家との心の触れ合いも嬉しい。特に最終話「ロスト」は圧巻。逃走中の事故で記憶喪失になった男の真実。何森刑事の辛い過去をも浄化するようなラストには涙。2020/12/08

159
デフ・ヴォイスシリーズに登場する何森刑事のスピンオフ作品ということで手に取った。武骨でありながらも優しい面も持ち合わせている何森が手掛ける本作の事件は障害者の母の変死、事実でないことも自白してしまう「供述弱者」、現金輸送車を襲って逮捕されたが記憶喪失になってしまった男の物語の3つで構成されています。私は最後のロストが胸に残りました。現金輸送車を襲って逮捕されたが記憶喪失になってしまった男。留置番号から<ロク>と呼ばれる男の驚愕の真相。胸が熱くなりました。2021/03/15

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