終戦のマグノリア

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  • サイズ B6判/ページ数 344p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488027520
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

巧妙に仕掛けられた数々の伏線が「小さな物語」を
とんでもない大きさに成長させる。これぞミステリの王道!
――田口久美子(ジュンク堂書店)

鎌倉の豪邸に住む資産家・竹宮家の書庫から発見された、『木蓮文書(マグノリア・ドキュメント)』。当主の娘である菜々花に依頼され、従兄の恭一が文書を読み解いていくと、第2次世界大戦中の昭和19年、海軍和平派と大学教授らが企てた終戦工作をめぐる内容だと判明する。
しかし、文書の解読と前後して、竹宮家の周辺では不審な出来事が相次ぐ。全ては『木蓮文書』を狙ったものなのか? やがて、事態は思いがけない方向へ……。文書に隠された秘密とは?

日本推理作家協会賞受賞作家による、圧巻の長編ミステリ!

内容説明

鎌倉にある古い屋敷で発見された『木蓮文書』。海軍和平派と大学教授らが企てた終戦工作をめぐる文書に隠された秘密とは?日本推理作家協会賞受賞作家が贈る、圧巻の長編ミステリ。

著者等紹介

戸松淳矩[トマツアツノリ]
1952年京都府生まれ。学習院大学卒。79年『名探偵は千秋楽に謎を解く』でデビュー。長い沈黙の後、2004年に大作『剣と薔薇の夏』を上梓し、同書で第58回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

61
全く私には合わない作品だった。帯に誘われて敗北の私!全然集中出来ず、良さも分からぬまま閉じた・・以上!2015/09/28

そうたそ

39
★★★☆☆ 鎌倉の豪邸から発見された「木蓮文書(マグノリア・ドキュメント)」。その中身は、第二次世界大戦中に海軍和平派と大学教授らが企てた終戦工作のことを記したものだった。木蓮文書の解読に併せて、文書の見つかった竹宮家周辺で不審な出来事が相次ぎ、やがて文書に隠された秘密も明らかになってゆくこととなる。現代のパートと、文書内のストーリーが並行して進められる構成。確かにラストには意外な展開が待ち受けるものの、それに至るまでが地味なため読み進めるのに苦労した。何か物足りないのはカタルシスがないからじゃないのか。2015/12/31

RIN

33
地方の素封家の美少女女子高生がロンドン育ちNY住まい投資コンサルタントのイケメン従兄と共に、邸で見つけた「木蓮文書」の謎を追う、というラノベ風な設定に騙されてはいけない(笑)。戦時下と現代を行ったり来たりの描写はありがちな構成で、戦時下の物語の方が抜群に魅力的なのも他書と同様。だが、張り巡らされ過ぎた伏線に、まさか物語がこんな風に展開しこんな結末に繋がるとは!な読み応えのある作品。現代パーツがやや昭和風味なのが難点ながら、そこは旧家ということで(笑)。2017/03/09

もち

22
「いいえ、きっといらして。あの木蓮の花を見にいらして」◆永い時を経て、名家から見つかった「マグノリア・ドキュメント」。太平洋戦争を終わらせるための工作が綴られた文書は、思わぬスケールで波紋を広げてゆく。――あなたのための、木蓮だ。■誰かが遺した文書には、きっと何かしらの思いが込められている。秘された記録者の謎を解きほぐす度、現代では事態が急転し、過去はその意味を塗り替える。スリリングな物語の最終ページで、ただひとつの真実が胸を打つ。2015/10/18

はっとり

10
きっと最後に用意されているのはすごく魅力的な結末なんだと思う。だけど、そこにたどり着くまでにわくわく感がないのですごくつらかった。2015/11/25

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