戯作・誕生殺人事件

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784488027230
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

北関東の鷹取市へ移住したポテトとスーパー夫婦は、高齢出産を決意。大きなお腹をかかえ、難事件に挑む! 『仮題・中学殺人事件』から40年、ついにシリーズ最終巻。

内容説明

青山から北関東のとある町へ移住した牧薩次(ポテト)とキリコ(スーパー)夫婦。亡き義父の願いから高齢出産を決意したキリコは、地元の女子中学生・美祢に住み込みで手伝いをしてもらうことにする。やがて臨月間近の秋祭のさなか、キリコに謎の原稿が手渡される。助産師の息子の書いたミステリ作品らしい。それが、キリコたちに新たな事件をもたらすことになろうとは―。大きなお腹をかかえて難事件に挑むキリコと薩次、そしておなじみのキャストで贈る、シリーズ最終巻。「犯人は読者だ!」の衝撃作『仮題・中学殺人事件』から40年を経て、ついに迎えるフィナーレ!

著者等紹介

辻真先[ツジマサキ]
作家、脚本家。1932年愛知県生まれ。名古屋大学卒。アニメや特撮の脚本家として活躍しながら、72年、ポテトとスーパーの活躍する『仮題・中学殺人事件』でミステリ作家デビュー。82年、『アリスの国の殺人』で第35回日本推理作家協会賞を受賞。2008年、第61回中日文化賞、第13回アニメーション神戸賞特別賞、第11回文化庁メディア芸術祭功労賞を受賞。09年、牧薩次名義で刊行した『完全恋愛』で第9回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そうたそ

20
★☆☆☆☆ シリーズの完結編にして、久々の続編であるそうだが、シリーズを読んでいない者からすれば、特に感慨深いこともなく、つまらん作品だったな、というのが第一印象。これといって真新しい要素もないミステリであり、ぐだぐだと話が進んでいくのが耐えられなかった。著者は高齢であり、恐らく80は超えているのではないだろうか。そうでありながら、作中に「ハルチカシリーズ」や「体育館の殺人」などといった若手の書いたミステリが登場する辺り、まだまだ現役だなと感じさせる。このシリーズが好きな人なら一読の価値はあろう。2014/02/17

柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中

12
いよいよ〈ポテトとスーパー〉シリーズ、フィナーレ。というか、読み終えて、ここで終わらなくてもまだ続くんじゃないのとか思ってしまった。相変わらず作中作が生きてくる設定は結構好きです。シリーズ未読の方は「仮題・中学殺人事件」から読むことをお薦めします。ある意味私のミステリ好きの原点の一つですね。2013/12/26

ふくみみ

11
辻先生は自分はアニメのノベライズで興味持ってルパンシリーズ読んで、そこから仮題・中学殺人事件と入っていったのかな。シリーズで特に好きなのは高校殺人事件とSFドラマ殺人事件かな。こんな昔の本でメタ構造のとにかくサービス精神旺盛な作品群に舌を巻いて絶版も探して読みまくりました。まさか執筆活動をこんなに長く続けられることで驚愕と尊敬を覚えるとは。十二国記の解説とかもされててほんとスゴイです。本作も「仮題」からのメタ構造を守っていてわかってるなーと嬉しい。登場人物が多くてちょっと展開わかり辛かったけど。2015/11/13

ophiuchi

9
シリーズもの(しかも最終話)とは知らず、図書館の新刊コーナーで見つけて読んだ。この人の作品は主人公の一人、牧薩次名義の「完全恋愛」しかたぶん読んでいない。前作を追いかけようとまでは思わないけど、たまにはこういうミステリを読むのもいいなと思った。2013/11/13

カリン

9
シリーズを読んでおらず、全くの初作品。その為か、物語に着いて行けなかった。本文と戯作に分かれているのだが、読みにくかった。これは、先のシリーズを読んでからのほうが良さそうだ。2013/10/19

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