出版社内容情報
「お弁当ぐるぐる」(『赤い糸の呻き』所収)から生まれた、音無警部(←ぬいぐるみ好き)&則竹女史(←音無にぞっこん)コンビが活躍する、ユーモア本格推理。五編収録。
内容説明
殺人現場にぽつんと遺されていたぬいぐるみ。ぬいぐるみは、何を語る?イケメン警部・音無の密かな楽しみは、ぬいぐるみを愛でること。遺されたぬいぐるみから優れた洞察力で事件解決の手がかりを発見する―。そしてその音無にぞっこんの則竹女史。さらにミステリオタクの江角刑事や若手の桂島刑事など、個性派キャラが脇を固める、連作短編集。「腕貫探偵シリーズ」でブレイク中の著者が新たに放つユーモア推理。
著者等紹介
西澤保彦[ニシザワヤスヒコ]
1960年高知県生まれ。アメリカ・エカード大学卒業。第一回鮎川哲也賞最終候補を経て、95年『解体諸因』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
169
ぬいぐるみ警部その2。あとがきに書かれているように妄想が少なくなったのがチョット残念。ウサギの寝床なんかがイイ。2015/05/26
takaC
77
蓼食う虫も好き好き。2017/07/21
Yuna Ioki☆
66
1071-274-18 警部自体はかなり優秀なのかもしれないが、登場人物や事件にあまりインパクトがなく淡々としたストーリー展開。期待しすぎたせいかがっかり(´・ω・`)2015/07/11
Moemi
55
ぬいぐるみ警部シリーズ第1弾。再読です。ぬいぐるみを愛でることが密かな楽しみのイケメン警部・音無とそんな彼にぞっこんの則竹女史。さらにミステリオタクの江角刑事や若手の桂島刑事など、個性派キャラが脇を固める連作短編集。どのお話も比較的読みやすいですが、脇役の女子高生が良い味を出している「サイクル・キッズ・リターン」が一番好きです。事件とは全く関係がありませんが、則竹さんが恋に落ちる瞬間も描かれていますし…。2016/09/06
nyanco
54
最近、キャラの立った刑事や探偵が登場するバカミスばかりなのがやや気になりますが、ぬいぐるみ警部のキャラ、かなり好きですw 4人のおかしなキャラ設定とミステリー部分にやや温度差を感じる。これは作者が意図的にやっていることだと思うのだけど。キャラはおかしいけれど、敢えてバカミスにはしない、って作戦なのでしょう。ぬいぐるみが謎解きに役立った「ウサギの寝床」が一番面白かったかな。これはシリーズ化されるのかしら…警部のプライベートタイムを覗き見したいなぁ。 2013/07/16