出版社内容情報
共同生活を送っている恭平と篤郎のもとを、日本人メジャーリーガーが突然訪ねてきた。チーム内のトラブルを解決してほしい。野球小説の名手が描く、痛快青春ミステリ登場。
内容説明
ニューヨークでとくに目的意識もないまま、留学と称した無気力な生活を送っている恭平と篤郎のもとを、意外な人物が訪ねてきた。メッツの日本人選手、進藤だ。シーズン中の今、ローテーションピッチャーの進藤が、いったいなぜ?チームメイトにかけられた窃盗の疑いを晴らすために、アルバイトのクラブハウスボーイ(通称:クラビー)として潜入してほしい―。さっそく翌日から働きはじめた二人だが、大量のユニホームの洗濯と料理の準備に追われている間にまたもや事件が…。ニューヨーク、そしてメジャーリーグを舞台に奮闘する若者たちの姿を、キュートな筆致で描く連作短編集。
著者等紹介
本城雅人[ホンジョウマサト]
1965年神奈川県生まれ。明治学院大学卒。新聞社勤務を経て、2009年『ノーバディノウズ』でデビュー。同作は10年、第1回サムライジャパン野球文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
86
連作短編集。メジャーリーグの裏方が選手の相談にのる?。アメリカならではって感じの話ですな。2017/11/18
くりのすけ
8
メジャーリーグの裏側にミステリーを絡めて軽快なタッチで展開される短編集。メジャーのロッカー裏の話やクラビーの話などもよくわかり、著者の取材力の高さも随所に感じさせられる。特に題材となったメッツのクラブハウスの様子からは、野球に対する愛情を感じさせられた。金銭面だけでなく、日本人がメジャーに行く理由もよくわかる。2015/07/03
蕭白
6
舞台が大リーグだったのがちょっと残念でしたが、面白かったです。2021/12/08
外道皇帝
5
MLBメッツのアルバイトクラビー(と言われてもわからないけどどうやら雑用係らしい)として働く2人の日本人若者が、大リーガーの陥る苦境を機転で解決、といった短篇集。MLBの裏側が分かるというか、軽いミステリ。これは続編ありそう。2013/03/10
くもりーな
3
ベタだけど野球好きなら楽しめる。軽くて読みやすい。★42013/01/25
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