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オレンジの陽の向こうに

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  • サイズ B6判/ページ数 371p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784488024741
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

同じ家で暮らすはずの真と棗のふたりは、なぜか会えない日が続く。なにかがおかしいと思い始めたころ、いままであれほど出会えなかったふたりが、ばったり居間で遭遇する。互いを探しあっていたことを怪訝に思いつつもほっとしたのもつかの間、棗は真の同僚から、彼が事故に巻き込まれて死んだことを聞く。じゃあ、私が会っていたのは誰なの? 死んだ本人ですら気付かないほどリアルな「死後の世界」の秘密を、死んだはずの彼と一緒に解き明かす。すこし不思議なミステリ登場!

内容説明

同じ家で暮らしているはずの真と棗のふたりは、ある日を境になぜか会えない日が続くようになる。なにかがおかしいと思い始めたころ、あれほど出会えなかったふたりが、ばったりリビングで遭遇する。互いを捜しあっていたことを怪訝に思いつつほっとしたのも束の間、棗は彼が事故に巻き込まれて死んだことを聞く。じゃあ、私が会っていたのは誰なの?死んだ本人ですら気付かないほどリアルな“世界”の秘密を、死んだはずの彼と一緒に解き明かす。すこし不思議なファンタジック・ミステリ。

著者等紹介

ほしおさなえ[ホシオサナエ]
1964年5月21日東京生まれ。95年「影をめくるとき」が群像新人文学賞小説部門で優秀作となり、以来「大下さなえ」の名前で小説を発表。2003年『ヘビイチゴ・サナトリウム』(第12回鮎川哲也賞最終候補作)でミステリ・デビューをはたすのを機に「ほしおさなえ」に改名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

57
ほしおさん、初読み。奄美の孤島に伝わる不思議な伝承と白い菌苔類「イワフネ」。同居していた真に夢で出会う棗。真は地下鉄の事故で亡くなったという事実。亡き人に夢で逢う、それもリアルな感覚で。イワフネとは一体何者なのか?不思議な物語でしたが、なかなか面白かったです。2016/03/24

ヒデミン@もも

50
ほしおさなえさん、こんなミステリーも書いていたんだ。以前読んだ『三ノ池植物園標本室 』に少し似てるかな? でも三ノ池の世界観の方が好きだった。永遠の命って怖い。2021/04/04

ゆか

36
夢の中で会えるというのは、すごくつらいこと。夢の中で、「なんだ。死んじゃったと思ってたけど、生きてたんだ」と思って目が覚める。そのあとは、すごくつらい。親しかった人を亡くした私には、この本は少しつらい一冊でした。現実が引っ張られそうになり読んだ後、私もこちらの世界にもどりづらかったです。もう少し短くできたのでは。何度か同じ、繰り返しがあり、残念。「死んでしまえば何も残らない。ずっとそう思っていた。でも、日々楽しく過ごしていけばしあわせなんだ。」いい言葉です。2015/04/01

nyanco

29
『いま、会い…』のようなファンタジックな作品にしたいのか、「イリフネ」というツールを使ったSFにしたのかが解らない。どっちつかずになってしまったのが非常に残念。棗のキャラは『いま、会いに…』風で、棗の両親の話などもとても良いのに、「イリフネ」のシステムを科学的に説明しようとするところに無理が生じた気がします。特に『モノリス』を登場させていますが、コレは禁じ手でしょ…。島の伝説の祭りの様子などは、とても良いのでファンタジックミステリーに徹したほうが良かったのではないかと思います。続→2011/04/16

Norico

26
不思議な世界感の一冊。真くんと棗ちゃん目線が交互に話は進んでいき。出てくる人たちのつながりが明らかに。伊米さんの魅力が私にはいまいちだったので、最後の明人くんの行動が納得いかないけど、好きになるってそういうことなのかなぁ。これから彼らはどうなるんだろう。結末はちょっと切ない。2017/03/16

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