内容説明
昨年末、「虚無への供物」の物語が始まる12月10日に急逝した中井英夫の未刊行作品集成。病床での絶筆「眠り」、遺作「緑青期」、自らの分身を語る「黄泉戸喫」等を収録。予言に満ちた30年目の「虚無への供物」を、今また―その人々に。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
青蓮
63
久しぶりに中井英夫さんの本を読みました。詩歌や掌編小説を収めた作品集。一番心に響いたのは「影ふたつ」かな。「影法師と影法師とが愛し合った/影は/男と女でなくてもいいから/影は/どんなにでも重なれるから/影法師 つくつく法師 弱法師/弱法師よろよろ/<やあいかに日想観を拝み候へ>/放射線科の地下に閉じ込められ/黄色い病衣を着せられて一週間/九本のラジウム針が口を封じた/なんてまっしろな無影燈だ/それでも/影と影は愛し合った/<ひたぶるに月想観を拝みて候>」とらんぷ譚をもう一度読みたくなりました。2015/09/14
しろ
13
☆7 彼にはこの世界がどう見えていたのか。世の境界はどう感じていたのか。中井英夫さんの詩歌とかエッセイ、掌編、短編が詰められた一冊。ひとつひとつは短いのに通底するものがあり、なんとも耽美的な空間を体感できる。まず、最初の詩歌「影ふたつ」から素晴らしい。そして最後から二番目に位置する(最後は手紙なので実質最後)表題作に至るまで、雰囲気を崩さず、堪能させてくれる。さらに言えば、装丁も綺麗。ちなみに、カバーを外してもうっとりする本。 2012/05/01
tukiko
3
画像が出ない…。。。表紙絶品なのに(><)2009/11/28
カンパネルラ
2
死後に出版されたもので、なんだか寄せ集めで未完のものとかも入っている。小説として成立してないものばかりだが、それでも作者の過去をうかがいしれる所があった。だがあまり面白いもんでもない。タイトルは黄泉の国で煮炊きした食べ物のことらしい2007/11/29
:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
1
未発表詩歌「千枝姉に」、未発表短編「病気ですか?」「緑青期(未完)」「宛名のない手紙」1985年3月29日号のan・anにも掲載された短編があったのだな「悪夢の彼方」2025/09/11
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