内容説明
母さんが再婚したジャック・マッキンタイアは、横暴で子ども嫌いで、とにかくいやなやつ。おまけに感じのわるーい兄弟までついてきた。マッキンタイア家に同居するようになったキャスパー、ジョニー、グウィニーの三人の子どもたちは、地獄の日々をおくっていた…。そんなある日、わいろのつもりかジャックが買ってきた化学実験セット。“魔法生成化学/魔術舎製造”。ところが、これがとんでもない代物だった!英国児童文学の女王が、家族の危機と魔法騒動をユーモラスに描く、面白エヴリディ・マジック・ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Lesen
13
母親が再婚した相手は横暴で子供嫌い。その連れ子ともうまく行ってない。ある日、父親が買ってきた化学実験セット。”魔法生成科学/魔術舎製造”これがとんでもないものだった。この実験セットは空が飛べたり、透明人間になれたりと夢のようですね。正しく使えさえすれば使ってみたい気もするけれど、このおもちゃ屋の人は騒動を楽しんでいて人が悪そうだから使い方を教えてくれなさそうだしなぁ。手に負えないのは手を出さない方が良いかな。人とじっくり向き合うのも大切ですね。やっぱり切っ掛けがあった方のが仲良くなりやすいし、理解(続く)2015/06/28
詩歌
6
表紙にいるのは、主人公でもその家族でもなく、義父におもちゃを売った妖しいおもちゃ屋さん(笑) DWJらしい混沌と収束が楽しめます。2014/05/17
こぐまーパパ
4
児童文学。おっさんの立場で読むと、鬼はとてもやさしい。他人同士、いや家族であっても理解しあうのは簡単ではない。家族が近づいていく過程が好ましい。心が少しあたたくなる話だった。 本筋ではないけれど、タフィーを知らないのは少数派?2015/01/24
酢橘
4
怪しげな表紙に惹かれて購入。怖い義父が出てくる話のようでやたら重いストーリーだったら嫌だなと読み始めたら、そんなことは無かった。外国のホームドラマか映画のような話で楽しく読めた。2013/05/09
ドラドリー
4
楽しく読めました。子供って独特の世界観がありますよね。久しぶりに自分の子供時代の事を思い出しました。自分達だけのものだったお母さんがとられておもしろくなかったんだね。またお父さんも毎日騒がしくて大変だったろうな。でも最後はお互いの気持ちを考えられるようになってよかった。2012/08/09