内容説明
魔法管理官ルパート・ヴェナブルズは、内心うめき声をあげた。旧ユーゴと北アイルランドの平和に奔走して帰ったばかりだというのに、今度は担当世界のひとつコリフォニック帝国の非公開の法廷への立ち会いだ。いやなことは重なるもので、家に戻ったとたん、マジドの師スタンが死にかけているという知らせが…。てんやわんやのコリフォニック帝国と、地球での新人マジド選び、ふたつの世界での難題を同時に抱え込んだルパートの運命やいかに?英国ファンタジーの女王が贈るとびきり愉快な物語。『花の魔法、白のドラゴン』(徳間書店刊)前日譚。
著者等紹介
ジョーンズ,ダイアナ・ウィン[ジョーンズ,ダイアナウィン][Jones,Diana Wynne]
1934年ロンドンに生まれ、オックスフォード大学で学ぶ。3人の子どもを育ててから本格的な執筆活動を開始、以来コンスタントに作品を発表し続けている。『魔女と暮らせば』(徳間書店)でガーディアン賞を受賞。現代のイギリスを代表するファンタジー作家として高い評価を受けている
原島文世[ハラシマフミヨ]
群馬県生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
乃宮はじめ
3
魔法管理官(マジド)であるルパートの元に流れないてくるのは厄介な仕事ばかり。同業者が嫌煙するコリフォニック帝国の問題を抱え込むことになった彼に、新しいマジドを探し出すという大役も舞い込んできてしまう。個性豊か過ぎるマジド候補者たちに振り回されながら、ルパートはきちんと自分の役割を果たせるのだろうか?》導入の部分でいきなり巻き起こる事件に引き込まれていたのだけど、段々停滞していく物語のリズム。ルパートがいきなり候補者のマリーに嫌悪感を抱く経緯が全く理解できない。ちょっとがっかりした。2011/09/14
はち
2
まだこの世界にちゃんとなじめていませんが、おもしろいです(だからなじめたらもっとおもしろくなる予感?)。ダイアナ・ウィン・ジョーンズも初めて読みました。他のマジドに比べてルパードは忙しすぎ?2016/01/04
FourSeasons
1
世界に入り込むまで、ちょっとかかるんだよなぁ。英国の作家さんは、なんだか独特な世界観の人が多い印象。サトクリフとかサキとかetc、好きな内容なのに読み進めるのが大変。原書で読んだらもっと軽やかに読み進められるのかな?2012/12/12
とおる
0
上の意向が働いている時、自分が正しいことをしてるのかわからなくなる。2016/04/23
とこ
0
読書会のため再読。ああ楽しい。2016/01/04
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