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九年目の魔法〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488019327
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

内容説明

何か、おかしい。壁にかかった懐かしい『火と毒人参』というこの写真も、愛読したベッドの上のこの本も、おぼえてるのとはちがってる。まるで記憶が二重になってるみたい。そう、ことの起こりはたしか十歳のとき。ハロウィーンだっていうのに、近くのお屋敷でお葬式があって、迷いこんだその席で出会ったのがリンさん。ひょろっとした背の高い男の人。ずっと年上なのになぜか仲良くなって、それから…なにかとても恐ろしいことが起こりはじめた。失われた時を求める少女の愛と成長をつづる現代の魔法譚。

著者等紹介

ジョーンズ,ダイアナ・ウィン[ジョーンズ,ダイアナウィン][Jones,Diana Wynne]
1934年ロンドンに生まれ、オックスフォード大学で学ぶ。3人の子どもを育ててから本格的な執筆活動を開始、以来コンスタントに作品を発表し続けている。「魔女と暮らせば」(徳間書店)でガーディアン賞を受賞。現代のイギリスを代表するファンタジー作家として高い評価を受けている

浅羽莢子[アサバサヤコ]
東京大学文学部卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めがねまる

28
10年以上前、文庫本で読んで以来の再読。現実と空想の世界が二重写しになりほんの一瞬、魔法のような力を感じる。登場人物がみんなリアル。会話が楽しい。続きが気になる。2017/02/15

とも

17
★1/3を読んだとこででギブアップ。原文が問題なのか訳者の問題なのか、兎に角読みづらい。2018/03/04

シルク

12
ハウルの動く城の著者による物語。冒頭からしばらくは、話にのれなかった。何書いとんのか訳分からんし、どの人物にも魅力が感じられず、どころか主人公の少女の友人と、少女の母の性格腐れっぷりと来たら! 「上下巻だけど、早くも挫折しそうな調子だよ……」と思いながら100頁過ぎまで読んでいた。そしたら126頁でいきなり面白くなった! 投げ出さないで良かった~と思った(笑) ……あの日はハロウィン。尼さんの仮装をしていた幼いあたしは、ただ楽しい悪戯の延長のつもりだったの……てな所から始まる魔法の物語、上巻。2019/03/18

b☆h

11
今月から月毎にテーマを決めて本を選んでみようと思い立ち、ハロウィンを彷彿させるような本を探してた時に知った本。いわゆる〝ごっこ遊び〟を突き詰めたような物語で発想が面白く、歳の差のある二人の友情もすごく良いと思う。ただ、後半になるにつれ、母親のヒステリックさには嫌な気持ちになる。終着点はどうなるんだろう、と気になるし下も楽しみ。2021/10/10

onion

4
なぜか19才のポーリィーは、記憶をふたつ持っている。10才の記憶から遡ると、チェリストのリンさんと作ったヒーロー物語を思い出す。ファンタジーの古典や児童文学も紹介されてます。2008/11/15

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