感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいとや
1
「ラブイユーズ」のみ読了。小林信彦「小説世界の…」を毎年読んで、バルザック読まなきゃと思い続け、今回勢いで全集を購入。確かに前半は退屈だったが、第二部からは仕事中続きを読むのが待ち切れなかった。謎が謎を呼ぶというのではなく、一つ一つの事件が次どうなるのどうなるのと興味を引っ張り続ける単純な面白さ。こういうのが19世紀小説の醍醐味なのか。1948年の翻訳だが、リズムがよく、物語を引っ張ろうという勢いがいい。首切り役人に由来する町名を「浅右衛門町」とするセンス。2021/03/08
うずまき
1
「ラブイユーズ」「オノリーヌ」収録。ラブイユ、マクサンス・ジレがホントにもったいない。フィリップ嫌なヤツだけど嫌いじゃない…。2009/06/20