感想・レビュー
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ぜっとん
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『アクセル』『彼岸世界の話』『行路の人々』収録。遺文集、遺稿断章収録。『アクセル』における二人の放棄者の苦味と若々しい法悦は、『アケディッセリル女王』にもその萌芽を認めることが出来る。同じ無限に還るとて、その道筋を色鮮やかなものとするにはこうなるしかなかった。『行路の人々』はエッセー集だが、ワーグナー、フローベール、マラルメなどの名前がしばしば現れ、時には皮肉に辛辣に、時には直情、情熱的な語り口は『ボノメ』の洒脱と『アクセル』の真剣を彷彿とさせる。2013/12/26
