GENESIS 白昼夢通信―創元日本SFアンソロジー

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GENESIS 白昼夢通信―創元日本SFアンソロジー

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784488018399
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

出版社内容情報

【日本SFの新時代を作る書き下ろしアンソロジーシリーズ】
第2巻は水見稜を筆頭に、石川宗生、高島雄哉、門田充宏ら18年に単著デビューした新鋭の新作など全8編を収録する。日本SFの新たな潮流を創世するオリジナル・アンソロジーシリーズ第2巻。

内容説明

日本SFの新たな潮流を創世するアンソロジーシリーズ。全編書き下ろし。創元SF短編賞出身作家を中心に、現代SFを牽引する書き手が贈る傑作七編。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あも

65
東京創元社による年1発行SFアンソロジー第2段。第1段は読んでいないが、カシワイさんの装画に惹かれて。アニメ配給会社の考証担当が織りなすスペースオペラ?に、辺鄙な田舎町に突如現れるも全く動かない巨大な怪獣、電子の世界で虐待される少女が地獄を顕現させ、彼方から届く手紙の霧に迷い込み、失踪した同僚を捜すため彼女の記憶に入り込み、火星の基地から終わりかけの世界を見つめる。想像力の翼を足下から四方の果てまで伸ばすような心地良いSF体験。失踪した同僚~の話は現在視聴中の某マイジョー脚本アニメを連想した。面白かった。2020/02/20

もち

17
「彼は、時間に取り残された、と言うのです」◆探査機帰還祝賀会を応援すべく、火星を訪れたシェフの兄と調律師の弟。だが辺縁から還った飛行士は、ある病状に襲われていた。防げたはずだ。音楽と宇宙と人間が奏でる、真実さえ秘されなければ。(『調律師』)■東京創元社の旗艦となるべく生まれたSFアンソロ第2弾。文学的な怪獣SF、ブラックユーモアの光るダイエットSF、切ない感動を生む音楽SFなど、特定のジャンルに囚われない、境界線上の傑作たちを楽しめる。2020/01/04

Fondsaule

12
★★★★★ 高島雄哉「配信世界のイデアたち」 石川宗生「モンステリウム」 空木春宵「地獄を縫い取る」 中村融「アンソロジーの極意」 川野芽生「白昼夢通信」 門田充宏「コーラルとロータス」 西崎憲「アンソロジストの個人的事情」 松崎有理「痩せたくないひとは読まないでください。」 水見稜「調律師」。 創元SFアンソロジーシリーズGenesis第2弾9編。松崎有理さんやっぱりいいわぁ。2023/03/02

MINA

12
「自分には目の前に広がる現実は絵空事のように見えたし、自分がなにかの劇のなかにいるような気がしてならなかった。」という西崎憲のエッセイが印象的。一番のめり込んだのは、空木春宵《地獄を縫い取る》。ラストの水見稜《調律師》も好き。「…それだけのことだ。宇宙の時間で言えばほんの一瞬のできごとだ。」あとの作品も楽しめたのだけど、設定についていけず流し読みしてしまったりいまいち把握しきれなかったり…。松崎有理のダイエットデスゲームは星新一テイストな感じで、読みやすかったな。2020/03/18

やすお

10
創元と関係が深い作者の作品を編んだSFアンソロジー。もっとも気に入った作品は松崎有理さんの「瘦せたくないひとは読まないでください。」だった。肥満の人には人権がないかのように扱われる健康先進国の日本で、デスゲームが行われる。肥満の人が5人選ばれて、食事をしたら殺されるゲームだ。極端なシチュエーションであるが、健康も行きすぎるとデストピアになる警鐘だろうか。エッセイの「アンソロジーの極意」を読んで、アンソロジーの楽しみ方を少し理解できた。2023/05/30

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