一万年の午後―創元日本SFアンソロジー

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一万年の午後―創元日本SFアンソロジー

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784488018306
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

出版社内容情報

【日本SFの新時代を作る書き下ろしアンソロジーシリーズ始動!】創刊号はベテラン堀晃を筆頭に、松崎有理、宮内悠介、高山羽根子、倉田タカシなど現在の日本SF界を牽引する俊英のほか、次世代を担う新鋭・久永実木彦、ライトノベル界で活躍する秋永真琴・宮澤伊織の新作短編を収録。日本SFの新たな潮流を創世するオリジナル・アンソロジー誕生。

堀晃ほか[ホリアキラホカ]
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひさか

26
2018年12月創元SF文庫刊。シリーズ1作目。久永実木彦:一万年の午後、高山羽根子:ビースト・ストランディング、宮内悠介:ホテル・アースポート、加藤直之:SFと絵、秋永真琴:ブラッド・ナイト・ノワール、松崎有理:イヴの末裔たちの明日、吉田隆一:SFと音楽、倉田タカシ:生首、宮澤伊織:草原のサンタ・ムエルテ、堀晃:10月2日を過ぎても、の8短編と2エッセイ。宮澤さんが圧倒的に良い。人と吸血鬼の立場と関係をハートフルに描く秋永さんも好み。松崎さんのAI世界もオチが効いていて楽しめました。2021/04/21

Fondsaule

26
★★★★★ 久永実木彦「一万年の午後」、高山羽根子「ビースト・ストランディング」、宮内悠介「ホテル・アースポート」、秋永真琴「ブラッド・ナイト・ノワール」、松崎有理「イヴの末裔たちの明日」、倉田タカシ「生首」、宮澤伊織「草原のサンタ・ムエルテ」、堀晃「10月2日を過ぎても」傑作8編のSF短編集。中でも吸血鬼の末裔と人間が暮らす未来を描いた、秋永真琴さんの「ブラッド・ナイト・ノワール」とか、宇宙エレベーター地上基地近くのホテルでの殺人事件を描いた、宮内悠介さんの「ホテル・アースポート」なんかがとても好きだ。2020/09/19

宇宙猫

26
一万年の午後:切なく感傷的。主人公の先が気になる4 ビースト・ストランディング:降ってきた怪獣を持ち上げる競技。考えたら負け3 ホテル・アースポート:寂れた軌道エレベータの街のホテルの殺人事件。SFじゃなければ面白い2 エッセイSFと絵/加藤直之:面白い ブラッド・ナイト・ノワール:ローマの休日みたい5 イヴの末裔たち:AIで失業したのにAIが幸せにする皮肉が鋭さに欠ける4 生首:ナンセンス系?解説が面白かった2 草原のサンタ・ムエルテワイルド・カードっぽい3 10月2日を過ぎても:大阪は分からない1 D2019/05/14

もち

16
「美しいアイス・ブルーを救ったのは、ぼくじゃない」◆完璧なロボットの一団は、ヒトの遺した書物に従って惑星の生態観察を続けていた。個性のないはずの彼らにちらつく、不慮の行動や発言。悲劇と贖罪に貫かれた彼が、踏みにじったものとは。(『一万年の午後』)■新鋭からベテランの短編SFを満載した、旗艦とでも呼ぶべきアンソロジー。宇宙エレベーターを臨む犯罪、AIの進歩による失業と裏側、神を殺すサイボーグなど、魅惑のテーマが十色の筆致で展開される。2019/03/20

小太郎

15
創元SF短編集受賞作家と年刊日本SF傑作選収録作家の書き下ろしアンソロジー、8篇の短編と2編のエッセイ。やはり大森実が押してるだけの事はある内容。この頃日本のSFの短編集に読ませるものが多くなったのは嬉しい限りです。 この中では静謐な抒情感あふれる久永実木彦「一万年後の午後」宮澤伊織「草原のサンタ・ムエルテ」(これ「神々の作法」続編じゃないですか!)が秀逸。エッセイ2篇加藤直之、吉田隆一も読ませました。2020/03/11

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