東京創元社・ミステリ・フロンティア
人魚と金魚鉢

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488017859
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

音楽学科の定期演奏会の舞台を泡まみれにした犯人は誰か、その目的は? 爽やかな余韻の表題作はじめ、聴き屋の柏木君と文芸サークル第三部〈ザ・フール〉の愉快な面々が総登場する全5編。お待たせしました第2弾!

内容説明

音楽学科の学生選抜コンサートの会場となるはずだった、大ホールのステージを泡だらけにした犯人は誰か?そしてその理由とは?爽やかな余韻が残る表題作ほか、聴き屋だからこそ真相に気づけなかったエピソードを描く「恋の仮病」、美少年タレントの謎の行動の理由を探る「世迷い子と」など全五編を収録。生まれながらの聴き屋体質で、どこに行っても聞き役となり、その結果いつも謎解きにつきあわされる柏木君と、彼を取り巻く文芸サークル第三部、“ザ・フール”の愉快な面々が推理を繰り広げる連作。お待たせしましたシリーズ第二弾!

著者等紹介

市井豊[イチイユタカ]
1983年神奈川県生まれ。日本大学芸術学部卒業。2008年、短編「聴き屋の芸術学部祭」で第5回ミステリーズ!新人賞に佳作入選する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

140
聴き屋その2。連作短編集。前作を読んでから時間が空いていたのでキャラ設定をほとんど覚えていなかったけど楽しめた。愚者は春に隠れるが一番面白かった。2015/03/27

へくとぱすかる

97
シリーズ2冊目。続編を読みたいと書いて3年半。ようやく読む日が来ました。事件とも言えないが、立派に静かに謎を解く、印象的な第一話。大学生活の感覚があふれる物語が続く。ありがちな話だが、永遠の愛がなくても人間は、というのがいい。ラストの第五話もふくめて、ほほえましいというか、暖かくなる話には好感がもてる。さらに続編があれば読みたいけど、出ているかな?2019/10/15

みかん🍊

85
芸術学部の聴き屋柏木シリーズ第二弾、今回は実家や大学での日常の謎を解決する芸術学部ならではの5編、相変わらずの個性豊かな変人の面々が活躍、愉快な仲間と大学生活が続く、先輩の幽霊ぶりもさらにUPしたような、最後の表題「人形と金魚鉢」音楽学科の舞台を泡まみれにした犯人は誰かは師弟愛にジーンときた。聴き屋柏木君シリーズまだまだ続いてほしいです。2015/07/22

nyanco

68
聴き屋シリーズ第二弾、楽しみにしていました。「青鬼の涙」、舞台が大学では無く、最初は少し戸惑いました。法事のために一家揃って父の実家に車で移動するシーン、器用貧乏な柏木君の一面を知ることが出来、ファンには嬉しい第二弾の幕開け。舞台が大学ではないため、ゆっくりペースで物語は進む、幼い日の柏木は厳格な祖父が苦手だった、その頃のエピソードを絡めながら物語は展開する。祖父の法事の席で地元の祖父の知人から聞いた祖父の話と自分の祖父の記憶の祖父との違い、そこから柏木が記憶を遡っていく…続→2015/04/30

Norico

56
聴き屋の柏木くんシリーズ第2弾。心理学の授業で、聴き屋エピソードを披露したりとか、亡くなったおじいちゃんの涙の理由を探ったり、今作は単に聴いてるだけの聴き屋じゃなく、事件や人に積極的に絡んでいってる感じ。ザ・フールのみんなも相変わらず個性的で、面白かった。2015/07/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9230686
  • ご注意事項

最近チェックした商品