出版社内容情報
僕らは、確かに生きている。君という人間を、僕は憶えている。カンボジアの地を彷徨う日本人少年は、現地のストリート・チルドレンに拾われた。「迷惑はな、かけるものなんだよ」過酷な環境下でも、そこには笑いがあり、信頼があった。しかし、あまりにもささやかな安息は、ある朝突然破られる――。突如彼らを襲った、動機不明の連続殺人の真相とは? 激賞を浴びた『叫びと祈り』から3年、カンボジアを舞台に贈る鎮魂と再生の書。
内容説明
カンボジアの地を彷徨う日本人少年は、現地のストリートチルドレンに拾われた。「迷惑はな、かけるものなんだよ」過酷な環境下でも、そこには仲間がいて、笑いがあり、信頼があった。しかし、あまりにもささやかな安息は、ある朝突然破られる―。彼らを襲う、動機不明の連続殺人。少年が苦難の果てに辿り着いた、胸を抉る真相とは?激賞を浴びた『叫びと祈り』から三年、俊英がカンボジアを舞台に贈る鎮魂と再生の書。
著者等紹介
梓崎優[シザキユウ]
1983年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。2008年、短編「砂漠を走る船の道」で第五回ミステリーズ!新人賞を受賞。綾辻行人、有栖川有栖、辻真先三選考委員から激賞された受賞作を第一話に据え連作化した『叫びと祈り』は、2010年の『週刊文春』ミステリーベスト10国内部門第2位をはじめ各種ミステリ・ランキングの上位を席捲、さらには本屋大賞にノミネートされるなど破格の評価を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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文庫フリーク@灯れ松明の火
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財布にジャック
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