内容説明
スタイリッシュで、個性的なホストが集うｃｌｕｂ ｉｎｄｉｇｏはオープン三年目を迎え、リニューアルを決定。ある伝手で有名インテリアデザイナーに内装を依頼した。改装工事の間、店は仮店舗で営業することになる。そんなバタバタの中、ホスト達はそれぞれトラブルに見舞われて…。ジョン太、アレックス、犬マンがプライベートで巻き込まれた事件の顛末に加え、ｉｎｄｉｇｏリニューアルに絡む騒動まで勃発。ますます快調なシリーズ第三弾。ホスト探偵団は、今日も夜の街を駆け抜ける。
著者等紹介
加藤実秋［カトウミアキ］
１９６６年東京都生まれ。２００３年、ホストクラブを舞台にしたミステリ「インディゴの夜」が選考委員各氏に絶賛され、第１０回創元推理短編賞を受賞。２００５年受賞作を含む連作短編集『インディゴの夜』を発表。若者の“いま”を描写したスタイリッシュでテンポのよい作風が話題となる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まる
46
今回はなぎさママや豆柴の出番が少なくてちょっと残念。特に豆柴とのやり取りは好きなので、最後の章まで待ち侘びてしまいました。それぞれの章が読み切りではあるんですが、緩くお店の改装の話と繋がっていて面白かったです。私の貧弱な想像力ではどんな感じだったのがどんな感じに変わったのか全然わかりませんが…それにしても今回、全然ホストしてませんね(笑)ホスト一人ひとりを掘り下げていくのも楽しいんですが、もっとみんなで協力して事件を解決してほしいな。ということで次は総力戦を期待です。引き続き読んでいきたいシリーズです。2016/01/02
れいぽ
40
安心して読めるキャラ立ち小説。ジョン太、アレックス、犬マンがそれぞれ語り手の３編とインディゴ改装の表題作の４編。各編のちょこっとリンクも楽しい＾＾憂夜さんのミステリアスぶりも磨きがかかっています（笑）2011/04/27
ぽぽ♪
32
今回のお気に入りは「神山グラフィティ」。ジョン太と可奈が良い感じになって良かった！裏表がないジョン太好きです。犬マンはナンパ師だっただけあって、人を見極めるのが上手い。この話ドラマで見ましたが、かなり違ってたんだなぁ。ドラマだとアレックスだったし。アレックスも強靭そうだけど、かなりナイーブ。そこが魅力なんでしょうね。晶さんの「ニコニコ元気ブックス」には笑ってしまいます(笑)2015/11/16
七色一味
30
←読破。インディゴの夜のシリーズ３作目。東海テレビで2010年昼ドラ枠で放送された同名ドラマの原作本。昼ドラなのにミステリ、しかもホスト！っつーことで、ドラマ自体も結構注目集めました。昼ドラからこの作品に入った人もいるかと…。かく言う私もそうだったりして(^^; 塩谷さんが、どうしても六角さんに見えてしまう（笑2011/08/19
ちはや＠灯れ松明の火
25
夜の街は薄っぺらな氷の上を歩くようなもんだよ。ちょっと踏み外したらヤバいとこまで堕ちてくしかない。でも、ここclub indigoだけは夜の黒に紛れない、深い藍色のままだ。んで、冴えない灰色のオレらを空みたく青に染めあげるんだ、って言っててオレクサっw。でもさ、ラッキーだったんだよ、ここでホストになっちゃったオレも、ヤバい店じゃなくてウチに来たキミもね。まぁ、これがindigoのカラーだと思ってさ、祝3周年でリニューアルオープンにも何とかこぎつけたし、今後ともヨロシク。2009/07/18
