内容説明
深く蒼い夜の似合う街・渋谷。近頃女の子たちの話題を集めているのは、一風変わったホストクラブ“club indigo”。スタイリッシュで魅力的なホストが揃うこの店には、今日も厄介な事件が持ち込まれる―。連続ホスト襲撃事件、失踪した編集者、飲食店強盗、ホストコンテストを巡る陰謀…ストリートで起こるさまざまな事件に、indigoのホスト探偵団が挑む!『インディゴの夜』でおなじみの個性豊かなホストたちが、夜の街を軽やかに駆けめぐる新世代探偵小説。
著者等紹介
加藤実秋[カトウミアキ]
1966年東京都生まれ。2003年、ホストクラブを舞台としたミステリ「インディゴの夜」が選考委員各氏に絶賛され、第10回創元推理短編賞を受賞。2005年「インディゴの夜」を含む連作集『インディゴの夜』を発表し、若者の“いま”を描写したスタイリッシュでテンポのよい作風が話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
55
ホストの世界が舞台の本。 ホストクラブの(club indigo)の皆が仲が良いのと、オーナーの一人晶さんが素人っぽいのが素敵です。 協力して事件を解決していくのが、ドタバタしているところも面白い。 まりんちゃん救出作戦の晶さんの責任感にも拍手です。2015/03/23
まる
44
indigoに所属しているホストって一体何人いるんだろう。個性的かつ良い子たちばかりで、お金を落としてしまうことも、わからないこともないような(笑)「真夜中」のダーリンには泣きました。あと、空也イケメンすぎ。2015/11/13
れいぽ
27
「チョコレートビースト」の章を読み終わって、この章のタイトルが「チョコレートビースト」なところに吹いたww四十三万円、恐るべし!(爆)DJ本気のTシャツとか、憂夜さんがいれるハーブティとか、息抜きポイントもあって、今回も面白かったです^^2010/11/19
スケキヨ
26
前作で『オーナー組の方が好き』と言いましたが今回も。特に塩谷さんの株が一気に上昇しました。『ホスト』関係のノリ?は異世界って感じなので、晶さんの背中に隠れつつ話を共にしているような感覚で読み進めました。男勝りの晶さんを盾にしたなら(コラ)安心して浸れます。2010/07/13
きゅーま
16
憂夜さんがだんだん某黒執事のセバスチャンに見えてきた… 実はこの人人間じゃないんじゃ…と思うくらい万能でかっこいい。特にオーナーさん達以外の人間をまるで手足のように操る様がかっこいい! お話もさくさくよめて楽しいです! 行動力抜群の晶ちゃんかっこいいです!2011/01/28