内容説明
巨大や螺旋階段の下に倒れていた当主の死因は、転落死ではなく墜落死だった!?天才建築家・十文字和臣の突然の死から半年が過ぎ、未亡人の意向により死の舞台となった異形の別荘にふたたび事件関係者が集められたとき、新たに連続殺人が勃発する。嵐が警察の到着を阻むなか、館に滞在していた女探偵と若手刑事は敢然と謎に立ち向かう!瀬戸内の孤島に屹立する、銀色の館で起きた殺人劇をコミカルな筆致(!)で描いた意欲作。『密室の鍵貸します』でデビューした気鋭が放つ、大トリックと謎解きの面白さを楽しめる本格ミステリ。
著者等紹介
東川篤哉[ヒガシガワトクヤ]
1968年広島県生まれ。岡山大学法学部卒。鮎川哲也編『本格推理』への投稿・入選を経て2002年、光文社新人発掘プロジェクト“KAPPA‐ONE”の第一期生として『密室の鍵貸します』でデビュー。ユーモラスな筆致と本格的な謎解きを合致させた作風を確立し活躍中の気鋭
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感想・レビュー
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Yuna Ioki☆
52
1502-198-29 東川篤哉作品初読み。殺人事件にしては軽い(笑)トリックも煙に巻かれた感じ(笑)実際に建築として成り立つのかどうかの疑問はあるが。。。動機がなんとも幼稚過ぎで笑えるレベルだった。。。2016/06/17
Nyah
50
正月に資産家であり、天才建築家の十文字和臣が、彼の横島にある別荘で螺旋階段の下に倒れていた。死因は転落死ではなく墜落死。墜落現場のない死体。‥お盆に事件現場に集められた関係者。そしてまた人が死ぬ。台風で警察は来られず。館に滞在していた女探偵と若手刑事が謎に挑む。/まさかのトリック。🤨わからなかった。😃2023/02/26
雪紫
49
「仕掛島」の前に再読。犯人、トリック、動機。覚えてる・・・いや、流石に忘れられんわ。こんなユニークで、あの結末、そして未来の光景を頭に思い浮かばざるを得ないやつ。美女を前にした隆行のリアクションやトラブル含めて(笑)。2023/11/04
sora
45
いつもと違う表紙に、期待も倍増。期待通りの内容でした。ところどころにユーモアを残しながらも、本格的な謎解きに大満足。2014/02/03
アズマ
25
この屋敷の模型とかを見てみたいと思いました。文章が読みやすかったので隙間時間に読んでました。会話がコミカルで面白かったです。2018/12/29