海外文学セレクション<br> バベル―オックスフォード翻訳家革命秘史〈下〉

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海外文学セレクション
バベル―オックスフォード翻訳家革命秘史〈下〉

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488016920
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

友情と相剋、そして青春の終わり
極東では大英帝国と清朝政府が戦争の瀬戸際に――
中国が持つ膨大な銀を手に入れ、
銀の魔法を用いた支配を確立せんとする
帝国を止める術はあるのか?
世界二十カ国で翻訳のベストセラー

バベルが供給する、銀を用いた魔法によって世界を支配する大英帝国。通訳として広東を訪れたロビンたちは、イギリスが阿片貿易を口実に清朝政府に戦争をしかけ、中国が持つ膨大な銀をわがものにしようとしていることを目の当たりにする。そしてロビンは、後戻りのできないひとつの決断をする。帰国したロビンたちは、戦争を食い止めるべく奔走するが……言葉の力を巡る本格ファンタジイ。ネビュラ賞、ローカス賞受賞作。

内容説明

バベルが供給する、銀を用いた魔法によって世界を支配する大英帝国。通訳として広東を訪れたロビンたちは、イギリスが阿片貿易を口実に清朝政府に戦争をしかけ、中国が持つ膨大な銀をわがものにしようとしていることを目の当たりにする。そしてロビンは、後戻りのできないひとつの決断をする。帰国したロビンたちは、戦争を食い止めるべく奔走するが…言語の力を巡る本格ファンタジー。ネビュラ賞、ローカス賞受賞作。

著者等紹介

古沢嘉通[フルサワヨシミチ]
1958年北海道生まれ。大阪外国語大学デンマーク語科卒

クァン,R.F.[クァン,R.F.] [Kuang,Rebecca F.]
1996年中国・広東省広州市生まれ。4歳の頃にアメリカに移住。ケンブリッジ大学で中国研究の修士号を、オックスフォード大学で現代中国研究の修士号を取得。2018年のデビュー長編The Poppy Warでコンプトン・クルック賞を受賞。2022年の長編『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史』でネビュラ賞長編部門とローカス賞ファンタジー長編部門を受賞。同書は2024年の中国・華語科幻星雲賞翻訳部門、百万釣魚城科幻大賞国際小説部門も受賞した(陳陽訳)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小太郎

40
上巻を読んで続きがすぐに読みたくなったのも久しぶり。ある程度予定調和的なエンディングでは?と予想していたこちらの上をいく怒涛の展開にやられてしましました(笑)これは産業革命後の世界の趨勢を、銀と言葉が魔法の触媒として機能する世界をベースにして展開した歴史改変SF。それも物語の深み、人物の書き込みなど一級品です。特に面倒な翻訳がモチーフの日本語訳はとても大変だったと感じました。ページの横についてる注釈も中々シャレてます。やはりこう言う本に出合えるから読書はやめられない。今年のベスト候補!★4.52025/05/23

ぽてち

30
下巻に入ると、上巻で語られていた4人の“学生生活”はすっかり消え失せ、清の持つ銀を狙って戦争を仕掛けようとする陰謀が焦点となる。歴史改変ものでもあるため、史実からどこまで外れていくかも読みどころだ。想定外の展開が多かった割には彼らの抵抗の行方は大体想像通りだったけれど、希望を感じさせるエピローグがよかった。全体を通して振り返ると、スチームパンクの世界観に補強として銀と言語(翻訳語)を用いた魔法をかぶせ、魅力的な4人の学生を配置した感じかな。ハリポタほど魔法色は強くなかった。2025/02/24

とも

29
下巻。ラヴェル殺害から坂を転がるような展開。一人また一人離脱、そして裏切り。下巻は政治色が強い。 大枠としてこの話は産業革命時代の英国と支配国の搾取の関係を描いたものだろう。 ロビンやヴィクトワールなど外国人視点から語られる疎外感。英国人であるレティには彼らの根底の考えが理解できない。ダークサイドに堕ちたレティだが彼女には彼女なりの理屈がありまた人間臭くもあり嫌いになれないなあ。 歴史に現代を投影した大人のダークアカデミア小説。2025/05/06

本の蟲

20
清朝と大英帝国の貿易交渉通訳のため、駆り出されたロビンたち一行。生まれ故郷の広東で、ロビンは英国の欺瞞と高慢を目の当たりにし、今まで目を背けてきたラヴェル教授との関係に踏み込んだ結果…。しっかし阿片貿易(戦争)って、考え得る限り最も下劣な行為だと思うのだが、二度の大戦後はあまり蒸し返されることがないね。さらに現在にまで悪影響を及ぼす白人優越の思考。友人4人組の一人、白人女性の「良心的でいられる範囲では良心的」の限界が悲劇を生む。幕末明治日本人の焦りと、今に至るまでの留学生の困難が偲ばれる傑作歴史改変SF2025/03/01

かもめ通信

19
上巻の学園ものの雰囲気から一変、怒濤の展開から目が離せない。続きが気になり、気ばかり焦るが、同時にまた不吉な予感に襲われて、ひと息ふた息つきながらでないと、読み進めることができない。おまけに細かに加えられた虚実入り交じった注釈の中には、グリフィンの学生時代のあれこれなどサイドストーリーのあらすじのようなものも含まれていて、軽く読み流すことが出来ないほど面白かったりも。こういう本は、読めば読むほど味が出る。良かった。すごく良かった!2025/04/28

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