ハヤブサが守る家

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  • サイズ B6判/ページ数 414p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488016562
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

凄惨な死をとげた祖父の奇妙な遺言。祖父の遺品から見つかった不思議な写真の謎。ウェールズの小島を舞台にした世にも奇妙な物語。ニューヨークタイムズ・ベストセラー。

内容説明

大好きだった祖父の凄惨な死。祖父の最期のことばを果たすべく訪れた、ウェールズの小さな島で見つけたのは、廃墟となった屋敷と古い写真の数々…。50枚の古い写真が紡ぐ、奇妙な奇妙な物語。

著者等紹介

リグズ,ランサム[リグズ,ランサム] [Riggs,Ransom]
アメリカ、メリーランド州の二百年以上続く古い農場に生まれる。ケニヨン大学で英文学を、南カリフォルニア大学のシネマ‐テレヴィジョン・スクールで映像を学ぶ。古い写真の収集家でもあり、集めた写真に触発されて初めての小説であるMiss Peregrine’s Home for Peculiar Childrenを書いた

山田順子[ヤマダジュンコ]
1948年福岡県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

90
実際に本の中に散りばめられた古写真の数々が作者の創作力の源となったようで…その 時代を帯びた摩訶不思議な写真達が物語と共に語りかけてくるようです。翻訳物には珍しくとっつきやすい文章がテンポよく物語を進めますが、ファンタジーには珍しく少年は日常社会と真実の世界の在り様の二つに一つの選択を迫られます。少年の選んだ道とその先に待つ試練…この物語はいまだ序章に過ぎないようです。ティム・バートンにより映像化されたようですが監督の好きな健気に生きるフリーク達の饗宴…。2017/08/18

吉田あや

84
太陽は輝き、誰も病気にならず、誰も死なない。魔法で守られた島にある大きなお屋敷の児童保護施設は、年老いた鳥「ハヤブサ」に守護され、永遠に繰り返す1日の中でループしている。大好きな祖父の死後、普通の少年だと思っていたジェイコブは、自分には祖父から受け継いだ特殊な能力があることを知ることになり、祖父もまた同じ時を過ごした島へと導かれていく。戦争という時代背景、永遠に繰り返し続いていく命の時間、本当に大切なこと。散りばめられたそれぞれのテーマの行く先もとても楽しみ。2017/10/07

かりさ

67
平凡な人生から逃げることを夢見ていたジェイコブが心の拠り所としていた、祖父の不思議な話。ウェールズの小さな島にある児童保護施設での暮らし、そこに住む奇妙な子供たちの写真…祖父の突然の死によってジェイコブの平凡な人生はくるりと世界がひっくり返ります。お気に入りの映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』の原作として手に取りましたが、ティム・バートンが描くダークファンタジーよりもさらに奇妙さを彩るのは、作者が集めそこから物語が作られたという古写真(これがまた雰囲気抜群)が導くからでしょう。続編が楽しみです。2017/10/26

NAO

62
特異な才能を持つ子どもたちにまつわるダークファンタジー。祖父の奇妙な話を信じていたが少し大きくなり祖父を信じられなくなっていた主人公が、祖父が殺されたことから、祖父の最後の言葉の謎に向き合うことに。特異な子どもたちと彼らを守る種族、その特異な子どもたちを見つけては殺す怪物と、ちょっと不気味で奇妙な世界。主人公が先頭にたって敵と戦うのだが、いろいと問題を残したままでの終わりとなっており、これはきっとまだまだ話が続くのだろう。2023/05/06

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

45
殺された祖父の最期の言葉をたどり、訪れたウエールズの島。子供の頃、祖父に見せられた写真の中の不思議な子供たち。ハヤブサに守れらた館。島へ行くまではミステリータッチ。館にたどり着いてからはファンタジー。ひとつぶで二度美味しい。挿絵ではなく、モノクロの不思議な人物が写っている写真が挟まれており、作者はこの写真を素にしてこの物語を作り上げたらしい。2017/01/10

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