出版社内容情報
ウイットブレッド賞作家が紡ぐ、読者を時空の歪みに誘い込むような奇妙な味の短編集。これは、小説です。
内容説明
可愛がっていた飼い猫が大きくなっていき、気がつくと、ソファの隣で背もたれに寄りかかって足を組んでテレビを見ている!そして…という「猫の愛人」、真面目な青年と、悪さをしながら面白おかしく暮らす彼のドッペルゲンガーの物語「ドッペルゲンガー」、事故で死んだ女性が、死後もこの世にとどまって残された家族たちを見守ることになる「時空の亀裂」等々、十二篇のゆるやかに連関した物語。千夜一夜物語のような、それでいて現実世界の不確実性を垣間見せてくれる、ウィットブレッド賞受賞作家によるきわめて現代的で味わい深い短篇集。
著者等紹介
アトキンソン,ケイト[アトキンソン,ケイト][Atkinson,Kate]
1951年、イギリス・ヨーク生まれ。ダンディー大学で英米文学を専攻。修士号取得後、様々な職業を経て、ダンディー大学の英語教師に。1986年、雑誌『ウーマンズ・オウン』の短篇コンクールで優勝。1993年、イアン・セイント=ジェイムス賞を受賞。1995年、初長篇である『博物館の裏庭で』でサルマン・ラシュディらを抑えてウィットブレッド文学賞を受賞。二度の結婚と離婚を経て、現在は二人の娘とともにエディンバラに暮らす
青木純子[アオキジュンコ]
1954年東京に生まれる。早稲田大学大学院博士課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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