内容説明
癌で余命いくばくもない往年のTVスター、フィンキー・リンキー。その彼の前に“死”そのものが現われ、死者を蘇らせる奇怪な力を授けてゆく…いっぽう世界的な女優だったアーレンは、ひょんなことから巡り会った一人の戦場カメラマンに真摯な恋心を抱くようになるのだが…ふたつの物語が交錯するとき、明らかにされる衝撃の真実とは。死という永遠のテーマに挑む鬼才、愛と死の錬金術師キャロルがおくる感動の最新傑作長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海さん
2
「魅力」というよりも「魔力」。確かに。2018/10/03
稽子
1
★★★+ 死神に対抗する手段は何か。解決法には納得。まぁまぁ面白かった。2016/04/07
ハルトライ
1
冷静に考えるとワイアット、大したことやってねぇなー情けねーという問題はあるが、基本的にはとても楽しんで読んだ。特にアーレン/ローズの話はとてもリーダビリティを発揮していた。……で、妙なところで日本が出てくるのはどういうことだったんだろう?当時(今もかもしれないが)は、日本がそれくらい異世界に見えていたということなのだろうか。2013/01/15
不璽王
1
ラブストーリーがとても素敵。ラスト以外は。 そのラストがとても好き。2006/10/17
もも
0
死神が様々な姿形で近づいてくる。 私たちは何かに夢中になっている間、完全に死のことを忘れてしまえる…その事が死神には憎くてたまらないらしい。 高校生の時に読んだときは怖くてたまらなかったけど、年を取ってから読むと見えなかったものが見えてきておもしろかった。2024/06/05