出版社内容情報
“ミステリの女王”の数々の名作は、なぜこんなに面白いのか?
〈探偵〉〈舞台と時代〉〈騙しのテクニック〉などを丁寧に解説。
人気ミステリ書評家が贈る最高の入門書!
数々の名作が世界中で読まれ、翻訳され、映像化・舞台化され、没後48年を経ても変わらぬ人気を保ち続ける──まさしくミステリの女王、アガサ・クリスティ。大人気カルチャー講座「アガサ・クリスティを読む」の講師を務める書評家が、〈探偵〉〈舞台と時代〉〈人間関係〉そして〈騙(だま)しのテクニック〉に焦点を当て、各章でテーマに沿ったおすすめ作品を紹介しながら魅力を丁寧に語ります。最終章〈読者をいかにミスリードするか〉では、女王の驚くべきテクニックをじっくり解説。クリスティのすごさを実感できる、入門に最適な一冊!
内容説明
数々の名作が世界中で読まれ、翻訳され、映像化・舞台化され、没後48年を経ても変わらぬ人気を保ち続ける―まさしくミステリの女王、アガサ・クリスティ。大人気カルチャー講座「アガサ・クリスティを読む」の講師を務める書評家が、“探偵”“舞台と時代”“人間関係”そして“騙しのテクニック”に焦点を当て、各章でテーマに沿ったおすすめ作品を紹介しながら魅力を丁寧に語ります。最終章“読者をいかにミスリードするか”では、女王の驚くべきテクニックをじっくり解説。クリスティのすごさを実感できる、入門に最適な一冊!
目次
第1章 探偵で読む(異邦人としてのエルキュール・ポワロ ポワロを知る二冊―『スタイルズ荘の怪事件』『ポワロの事件簿1』;時代の証人としてのジェーン・マープル ミス・マープルを知る二冊―『ミス・マープルと13の謎』『書斎の死体』 ほか)
第2章 舞台と時代で読む(古き良きメイヘム・パーヴァ メイヘム・パーヴァを知る二冊―『アクロイド殺害事件』『ミス・マープル最初の事件 牧師館の殺人』;ヒット作の鉱脈、中東ミステリ 中東ミステリを味わう二冊―『殺人は癖になる』『ナイルに死す』 ほか)
第3章 人間関係で読む(ロマンス!ロマンス!ロマンス! ロマンスに浸る三冊―『謎のエヴァンス』『忘られぬ死』『ホロー荘の殺人』;三角関係の使い方 三角関係のバリエーションを知る二冊―『杉の柩』『白昼の悪魔』;いろいろな家族の形 家族のドラマを味わう三冊―『ポアロのクリスマス』『ねじれた家』『無実はさいなむ』)
第4章 騙しのテクニックで読む(童謡だけじゃない“見立て” 見立て殺人におののく二冊―『そして誰もいなくなった』『ポケットにライ麦を』;二種類ある、回想の殺人 回想の殺人を味わう二冊―『五匹の子豚』『スリーピング・マーダー』;ミステリの華、意外な犯人 意外な犯人に驚く二冊―『三幕の悲劇』『カーテン』)
第5章 読者をいかにミスリードするか(『シタフォードの謎』『殺人は容易だ』)
著者等紹介
大矢博子[オオヤヒロコ]
1964年大分県生まれ。書評家・文芸評論家。ミステリや時代小説などエンターテインメント小説をメインにした新聞・雑誌への書評寄稿のほか、多数の文庫解説を執筆。ブックナビゲーターとして中京圏のラジオ出演やイベント司会などでも活躍中。翻訳ミステリー名古屋読書会主宰。2018年から栄中日文化センターにて講座「アガサ・クリスティを読む ミステリーの女王 その世界と魅力」を担当し、人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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