Key library<br> ミステリ・ライブラリ・インヴェスティゲーション―戦後翻訳ミステリ叢書探訪

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ミステリ・ライブラリ・インヴェスティゲーション―戦後翻訳ミステリ叢書探訪

  • 川出 正樹【著】
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  • 東京創元社(2023/12発売)
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  • サイズ B6変判/ページ数 470p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488015442
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

叢書という宇宙を探索する。
戦後から現代に至る翻訳ミステリ叢書と
その受容史を概観する画期的大著。
付録 戦後翻訳ミステリ叢書・全集一覧

卓抜した編纂のもと選び抜かれたラインナップと、現代性を反映したブック・デザイン――日本の翻訳ミステリ叢書は、戦後国内で勃興したミステリ・ブームの一翼を担った。植草甚一の編纂と花森安治の装釘による【クライム・クラブ】や瀬戸川猛資の編纂による【シリーズ 百年の物語】など、綺羅星のごとき光芒を残す数多の叢書は、日本推理小説史にどのような光跡を描いたか。書斎の迷宮に眠る叢書という小宇宙が、著者独自の調査を経てここに全貌をあらわす。翻訳ミステリのブックガイドであり、戦後から現代に至る翻訳ミステリ叢書の研究であり、果ては戦後日本における翻訳ミステリの受容史を概観する画期的大著。

■目次
まえがきにかえて
【異色探偵小説選集】編
【六興推理小説選書〈ROCCO CANDLE MYSTERIES〉】編
【クライム・クラブ】編
【世界秘密文庫】編
【Q-Tブックス】編
【ウイークエンド・ブックス】編
【ケイブンシャ・ジーンズ・ブックス/ヒッチコック・スリラーシリーズ】&【松本清張編・海外推理傑作選】編
【ゴマノベルス】編
【イフ・ノベルズ】編
【ワールド・スーパーノヴェルズ/北欧ミステリシリーズ】編
【海洋冒険小説シリーズ】編
【河出冒険小説シリーズ】編
【フランス長編ミステリー傑作集】編
【シリーズ 百年の物語】編
あとがき
戦後翻訳ミステリ叢書・全集一覧
索引

内容説明

卓抜した編纂のもと選び抜かれたラインナップと、現代性を反映したブック・デザイン―日本の翻訳ミステリ叢書は、戦後国内で勃興したミステリ・ブームの一翼を担った。植草甚一の編纂と花森安治の装釘による“クライム・クラブ”や瀬戸川猛資の編纂による“シリーズ百年の物語”など、綺羅星のごとき光芒を残す数多の叢書は、日本推理小説史にどのような光跡を描いたか。書斎の迷宮に眠る叢書という小宇宙が、著者独自の調査を経てここに全貌をあらわす。翻訳ミステリのブックガイドであり、戦後から現代に至る翻訳ミステリ叢書の研究であり、果ては戦後日本における翻訳ミステリの受容史を概観する画期的大著。

目次

“異色探偵小説選集”編
“六興推理小説選書(ROCCO CANDLE MYSTERIES)”編
“クライム・クラブ”編
“世界秘密文庫”編
“Q‐Tブックス”編
“ウイークエンド・ブックス”編
“ケイブンシャ・ジーンズ・ブックス/ヒッチコック・スリラーシリーズ”&“松本清張編・海外推理傑作選”編
“ゴマノベルス”編
“イフ・ノベルズ”編
“ワールド・スーパーノヴェルズ/北欧ミステリシリーズ”編
“海洋冒険小説シリーズ”編
“河出冒険小説シリーズ”編
“フランス長編ミステリー傑作集”編
“シリーズ 百年の物語”編

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

107
取り上げられた翻訳ミステリの各叢書は図書館や古本屋で見ており、何となく存在は知っていた。実際に読んだり持っている本もあるが、どんな意図でラインナップや装幀が決まり出版されたかなどは考えたこともなかった。そんな翻訳シリーズの内容や刊行状況を紹介しながら、植草甚一や瀬戸山猛資を筆頭に有名無名の編者や出版人が好きな小説を紹介したいと奔走した、熱い時代を生きたファンのドラマになってくる。こんな書誌学的な話は読むには面白いが、調べて書く人はめったに出ない。登場人物に劣らぬ著者のミステリに捧げた熱意に拍手を送りたい。2024/04/18

だるま

19
戦後は翻訳ミステリの選集やシリーズが数多く出版された。ハヤカワや論創社は今でも翻訳ミステリの新刊を出しているが、全集、選集、選書等を一度出してそれきりになった出版社や、シリーズの最後まで出せずに廃刊になった出版社もある。その一覧が紹介されているのが本書。それだけで無く、何とシリーズ全作品のガイドブックにもなっている。物凄く手間が掛かっただろうと推測するが、これは読めて本当に良かった。多分来年、日本推理作家協会賞の評論部門を受賞するだろう。番町書房の【イフ・ノベルズ】、何冊か読んだなあ。ただもう懐かしい。2024/01/13

kadocks

7
川出氏の叢書によるニッチなブックガイドの体をしたミステリ評論。最高だ。読んでいるうちにオヤジの本棚にあった本がたくさんある事に気付きワクワクして読む。世代的には川出氏と近いので似たような読書道なんだけど、僕はSFと海外文学に行っちゃったのでオヤジの本棚にはそれほど興味がなかったが、今となっては古本屋に行っただろう本達がとても惜しくなった笑 全体を俯瞰したミステリ論はとても楽しく、英米、独、仏、北欧だけでなくハードボイルド、冒険小説から本格まで見通した論は読書欲を満たすだけでなく未読本の所有欲まで湧くのだ。2024/01/16

sakaetakashi051

4
筆者の人生を掛けたと言い表しても大袈裟ではない本であるがそういった完成に至るまでの労苦や苦難の香りを全く感じさせない。作者の書斎にお邪魔して僕はこの本が好きなんだけどと話しかけられているような軽やかさに溢れたガイド。戦後の翻訳ミステリ史の情報量たるや凄まじいの一言だが作者が伝えたいのは蘊蓄ではなく過去の熱であり、作品の魅力なのだ。作者が傾倒している瀬戸川猛資『夜明けの睡魔』とはまた違ったスタイルの名ブックガイドがここに産まれた。2023/12/28

SEI

2
第二次世界大戦後の翻訳ミステリの蔵書のうち、特に著者が注目したシリーズを解説した本。翻訳された作品そのものではなく、蔵書としての選定や、その意義、成り立ちについて立ち入り、我が国のミステリシーンの興隆に、斬新な視点から話題を提供してくれる。 自分が普段考えたことのない観点だったので、紹介のあった蔵書ー特に徳川によるものーを読んでみたくなった。 2024/03/03

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