内容説明
戦後のSF史・古書史に燦然と輝く(あるいは、ほとんど知られることのなかった)綺羅星のごとき奇書、珍本。マニアたちのあいだで密かに語り伝えられる、奇妙奇天烈、摩訶不思議な小説を読みに読んだ、その道の第一人者が網羅して紹介する。ポルノSFから自費出版書籍まで、カラーを含む図版三百点近くを収録。すべてのSFファン・古書ファンに贈る必携の一冊。
目次
一九四〇年代後半~五〇年代(コレクター垂涎の『醗酵人間』;あっと驚く翻案童話『龍宮城』 ほか)
一九六〇年代(ゲルマン神話+世界史+α=『落・奈落』;地方出版のSF童話集『昆虫人間の朝』 ほか)
一九七〇年代(超振動のイチモツで地球女とやりまくる“惑星からきた伊達男”シリーズ;全軍特攻で日本軍勝利!『小説本土決戦』 ほか)
一九八〇年代(未来人が現代女性とやりまくる『セックス・マシーン』;架空の書が現実と化したクルムヘトロジャン『へろ』 ほか)
一九九〇年代(直木賞作家が書いた宗教SF『時のエリュシオン』;北海道産の医学SF『REMAN‐リマン誕生‐』 ほか)
著者等紹介
北原尚彦[キタハラナオヒコ]
1962年東京都生まれ。青山学院大学理工学部物理学科卒、東京都在住。作家、評論家、翻訳家。日本推理作家協会、日本SF作家クラブ会員。横田順彌、長山靖生、牧眞司氏らを擁する日本古典SF研究会では会長をつとめる。「本の雑誌」ほかで古書関係の研究記事を長年にわたり執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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