内容説明
米国ファンタジー・ブームの立役者となった伝説的な編集者リン・カーターが贈る歴史的な名著。ウィリアム・モリス、ロード・ダンセイニにはじまり、C.S.ルイス、J.R.R.トールキン、ロバート・E.ハワードといった巨匠たちとその作品について、歴史を追って懇切にガイダンスする。
目次
1 ウルクからアターボルへ―ウィリアム・モリスと最初のファンタジー小説
2 世界の縁、そしてそのかなた―ダンセイニ、エディスン、キャベルの作品
3 失われた都、忘れられた時代―アメリカのパルプ雑誌におけるファンタジーの勃興
4 魔法の数学―“アンノウン”における空想世界ファンタジー
5 『ナイトランド』からナルニアへ―『指輪物語』への道
6 インクの子らが古典を生み出す―トールキンの業績とその影響
7 ハワード後の英雄譚―アメリカ剣士と魔術師ギルド(有)
8 若き魔術師たち―現代ファンタジーの巨匠たち
9 世界創造について―創作された環境に関する諸問題
10 地元の風習と名前―新造名についてのいくつかの考察
11 商売の秘訣―世界創造の中級テクニック
著者等紹介
カーター,リン[カーター,リン][Carter,Lin]
1930年アメリカ合衆国フロリダ州生まれ。幼少時から幻想文学全般の熱狂的なファンで、多くのファンジンに小説や評論を寄せた。57年に作家デビュー、65年から本格的な活動をはじめる。ファンタジーの啓蒙に尽力し、それまで等閑視されてきたこのジャンルの隆盛に大いに貢献した。ファンタジー中興の祖のひとりである。アメリカの伝説的なペーパーバック叢書『バランタイン・アダルト・ファンタジー』シリーズの編集コンサルタントを務めた。1988年没
中村融[ナカムラトオル]
1960年生まれ。中央大学法学部卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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