出版社内容情報
19世紀のバートンが〈月の山脈〉を目指す一方、世界終末戦争のさなかの20世紀では、フリードリッヒ・ニーチェのドイツ軍とアレイスター・クロウリーの英国軍の最終決戦が始まろうとしていた。二つの時間線が交わるとき、すべての真相が明らかに――怪人「バネ足ジャック」が引き起こした時間パラドックスは、人類滅亡の危機だけでなく時空構造の致命的な歪みをも招いていたのだ。悲劇を阻止すべく、バートンがくだす決断とは? 解説=渡邊利道
内容説明
因縁の東アフリカに到着した1863年のバートンは、旧友にして宿敵であるスピークとツェッペリン伯爵が率いるプロイセン隊を追い、聖地“月の山脈”を目指す。一方、世界が戦火に包まれた20世紀では、フリードリッヒ・ニーチェのドイツ軍とアレイスタークロウリーの英国軍の最終決戦が始まろうとしていた。2つの時間線が交わるとき、最悪の時空パラドックスを招いた事件の真相がついに明らかに。悲惨な運命を断ち、この世界に正常な時間の流れを取り戻すためバートンがくだす決断とは?
著者等紹介
ホダー,マーク[ホダー,マーク] [Hodder,Mark]
1962年イギリス生まれ、スペイン・バレンシア在住。BBCの放送作家、編集者、ジャーナリスト、Web制作者などの職を経て、2010年に『バネ足ジャックと時空の罠』で作家デビュー。同作で翌年のフィリップ・K・ディック賞を受賞するという快挙をなしとげた
金子司[カネコツカサ]
1969年生まれ。1992年明治大学商学部商学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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