だれも猫には気づかない

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  • サイズ B6判/ページ数 142p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488013974
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

時は中世。エスファニア公国の若き公、ジェイマス5世の老摂政が亡くなった。先見の明をそなえた摂政は、生前、国の平安のためにさまざまな対策を講じてはいた。だが、その一策が摂政自身の飼い猫、ニフィのことだったとは!賢い猫はやがて若き領主について回り、“摂政”として仕えはじめる。重要文書の承認はもちろん、妃選びもニフィの仕事。が、だれも猫のしわざと気づかない。領主の恋に、政治的陰謀が絡まりだすとき、ニフィならいったいどんな妙手を繰りだす―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

47
都合良過ぎでないの?主人公はイイ奴だし出会った恋人とはすぐに一緒になるし、敵はあっさり猫が葬ってしまうし、なんにしても自分自身のこと以外には気まぐれな猫がこうも積極的に行動していて“だれも猫にきづかない”はずはない。きっと裏には猫を隠れ蓑にした忍者のような存在がいて彼女?は、摂政の命を受けて領主を補佐しながらも実はずっと慕っていたんだけど彼の為に身を引いて…。ああ、ロマンスに毒されてしまった。2014/02/24

るぴん

35
エスファニア公国の老摂政が、自分の死の前に残したのは、1匹の牝猫。彼女は摂政の代わりに、若き君主を影から日向から守って大活躍!面白かったけれど、何でもすんなりと上手くいき過ぎて拍子抜け。思っていたよりはジェイマス公も頭の良い青年だし、周りの家臣達も有能な者揃いだし。お妃選びでもう少し二転三転する要素があれば盛り上がったのにな〜なんて思ったけれど、これは作者さんが孫のために書いた童話なのだそう。童話と思えば納得。私の読んだ本は、女性(ウィロー?)とニフィが描かれた表紙だけれど、同じのがないのでこちらに登録。2018/03/11

コジ

26
★★☆☆☆ うーん、期待した内容とはかなり違っていた。図書館の外国文学コーナーにあったが、どう読んでも少年、少女向け。しかもタイトルに反して「だれも猫に気付いている」(笑)。そしてある意味驚愕のラスト。毒気の無い話が読みたいならば…の一冊2018/07/15

星落秋風五丈原

24
時は中世。エスファニア公国。ジェイマス5世の老摂政が亡くなった。国の平安のために彼が残した秘策とは自身の飼い猫、ニフィのこと。賢い猫は若い領主ジェイマス5世の行く所ついてまわり、時には命を救うことも。影の摂政となって仕え始めるニフィ。ジェイマス公を隣国の王エグドリルが姪達を連れて訪ねてくる。勝ち気なサリナーよりジェイマスはウィローに恋するが、ウィローはエグドリルが野心的な王妃ヤスミンにそそのかされエスファニアを手に入れようとしていると警告。2002/03/21

kyoko

11
ああ、面白かった!ニフィが賢く可愛い!2014/11/22

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