内容説明
大柄なうえに型破りな性格。そんなおばあちゃんを訪ねたあの夏、死ぬほどつまらないと思っていた田舎町で生まれてはじめて死体を見ようとは!わたしたち兄妹はシカゴの都会っ子で祖母の豪胆ぶりに、すっかり怯えた。それでも来年になると、また列車に乗りこむ。「おばあちゃんは、わたしたちのいいお手本とは言えないと思うんだけど」なにが起こるかわからないから、おもしろい。銃はぶっぱなす、大ボラはふく、法は無視する、牛乳瓶にネズミをいれる…毎年毎年、いったいなんのために?ニューベリー賞次席、全米図書賞児童書部門最終候補となった、感動のベストセラー。
著者等紹介
ペック,リチャード[Peck,Richard]
アメリカ中部、イリノイ州の田舎町の生活を鮮やかに描き出したリチャード・ペックは、同じくイリノイ州ディケーター育ち。児童・ヤングアダルト向けの作品は20以上を数え、さまざまな賞を受賞している。なかでも1998年に発表された『シカゴよりこわい町』は、ニューベリー賞(アメリカで出版されたすぐれた児童書に贈られる賞)の次席に選出されたほか、全米図書賞児童書部門の最終候補となって話題を呼んだ。当初は一短編として発表されたダウデルおばあちゃんの物語だが、8つの章からなる長編の形で本にまとめられている。「“おばあちゃん”は短編には収まりきらない人物。小学生の孫たちにとってもあまりにつかみがたく、謎めいている。彼らは訪ねていくたび、前とはちがうおばあちゃんの顔を見つけるのです」とベックは説明している
斎藤倫子[サイトウミチコ]
1954年生まれ。国際基督教大学語学科卒。主な訳書に、アン・ロレンス『ロバになったトム』、アン・メリック『だれかがドアをノックする』(以上、徳間書店)、ベラ・B・ウィルイアムズ『スクーターでジャンプ!』、シンシア・ライラント『メイおばちゃんの庭』(以上、あかね書房)、ウィリアム・スリーター『インターステラ・ピッグ』(トパーズプレス)、ロイス・アン・ヤマナカ『ワイルド・ミートとブリー・バーガー』(東京創元社)
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