ダンデライオン

ダンデライオン

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784488013950
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

見知らぬ都会へ家出してきた十四歳の少年と少女はアナーキストを名乗る青年たちに拾われストリートの知恵を学びながら、占拠された空家で暮らすことに。時あたかもパンク時代。見るものすべてが新しい―だがドラッグの陥穽が二人を待っていた。繊細な筆致と冷静な人間観察が描き出す、悲しい青春のかたち。全英の話題をさらった、衝撃の物語。カーネギー賞・ガーディアン賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiyo07

1
私個人としては、この作品を爽やかな青春小説だとか、感動的な再生の物語だとかは受け取れない。ジェンマは最初から最後まで救い難いし、最初は同情したタールも、次第に単なる腑抜けに感じられてきた。つまらなかったわけではないが、ただ余りにもリアルだったのではないか?と思う。物語があるようで、実はない。そう感じてしまったのだ。この物語の最後に見出せるのは若者の希望か、それとも悪循環なのか?ある意味で、奇麗事ではない若者の姿。色々な意味で多感な青春の時期を描いている作家の、また別の一面を見た気持ちになった。2012/05/17

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0
こんな本を読む必要はないと先生は生徒に、親は子供にいうかもしれない。読むなと言われた子供たちが、この本を読んで悪しき道を進んでしまったら、親にこう言えばいい、父さん母さんの言う通りだこの本はいい本だから影響されてしまったんだ、と。影響される本なんてあまりないものだ、この本だってそう、裏街道を歩ませるほどではない。ただただ堕落したものがそこにいるだけだ。ただ、それだけだ。でも傑作。2014/10/11

rikaika

0
何かを得て、何かを失う。で、得たものは時間の経過で要らないモノとなる。失ったモノが年老いた自分を象る。ってことだなぁ。2014/07/17

o

0
アナーキーな若者、幻想なんて抱いたのが馬鹿だったと気づく現実世界の日々。ケーンローチの作品を思い出した。

ゆりっぺ

0
2000年3月24日

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