出版社内容情報
少年が出逢ったひとりの少女。ノイズをもたず心が読めない少女に、少年は苛立つ。何もわからぬままに大人の軍隊に追われ逃げるふたりの前に、想像もしなかった新たな世界が。
内容説明
町で最後の子どもトッドが出会ったのは、ひとりの少女だった。初めて見る女の子。ノイズを持たず心が読めないその存在に、とまどい苛立つトッド。女はすべてノイズの病気で死んでしまったはず。彼女は何者なのか?理由も知らされずいきなり家を追い出され、町じゅうの男たちから追われる身となったトッドは、黙したままの少女を連れ、ひたすら逃げる。自分たちがなぜ追われるのかもわからぬままに。そしてトッドの前には想像もしなかった新しい世界が…。ガーディアン賞、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞、ブックトラスト・ティーンエイジ賞受賞作。
著者等紹介
ネス,パトリック[ネス,パトリック][Ness,Patrick]
1971年、米国バージニア州生まれ。カリフォルニア州で大学を卒業後、1999年に英国に渡る。一般小説としてThe Crash of Hennington、短編集Topics About Which I Know Nothingの2冊を発表。その後、YA向けの『混沌の叫び』三部作に取り組んだ。第一部『心のナイフ』(The Knife of Never Letting Go,2008)でガーディアン賞、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞、ブックトラスト・ティーンエイジ賞、第二部The Ask and the Answer(2009)でコスタ賞児童書部門、第三部Monsters of Men(2010)でカーネギー賞に輝いた
金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年岡山市生まれ。翻訳家・法政大学教授。児童書やYA向けの作品のほか、一般書、ノンフィクションなど、翻訳書は350点以上
樋渡正人[ヒワタシマサヒト]
1975年、鹿児島県生まれ。法政大学社会学部社会学科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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