出版社内容情報
フローラの本当の母親、バーディーに生贄にされたはずの“ブッ殺しブレイクスピアー”は生きていた。フローラはカリファ共和国のために母親をさがして（勝手に）旅に出た。
内容説明
わたしは半分しかフュルドラーカの人間じゃなかった。わたしのほんとうの母親は、悪名高い“ブッ殺しブレイクスピアー”。バーディの国で殺されたハすラーさ家の当主だったのだ。おかげでわたしまでバーディたちの目を逃れるために、特殊部隊の隊員になりたいという大望を捨てて、いい子のふりをしておとなしく士官候補生になる羽目になってしまった。でもわたしは気づいた、愛しのママは死んじゃいない。じゃあ、どこに隠れているんだろう？自分のためじゃない、わが祖国カリファの自由と独立のために、わたしはブッ殺しブレイクスピアーをさがすことにした。もちろん勝手にだけど…アンドレ・ノートン賞受賞シリーズ、奇想天外なファンタジー完結。
著者等紹介
ウィルス，イザボー・Ｓ．［ウィルス，イザボーＳ．］ ［Ｗｉｌｃｅ，Ｙｓａｂｅａｕ Ｓ．］
北カリフォルニア生まれ。ＦＬＯＲＡ ＳＥＧＵＮＤＡ（２００７）が最初の長編小説。２作目のＦＬＯＲＡ’Ｓ ＤＡＲＥ（２００８）でアンドレ・ノートン賞を受賞した。現在はボーダーコリーと一緒にシカゴに住んでいる
杉田七重［スギタナナエ］
東京都生まれ。東京学芸大学卒（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バニラ風味
4
疑問に思っていた自分の出自を知ったフローラは、大事な人を探すことに決めた。その途中で、ちょっとイイ男と知り合い、成り行き上、行動を共にする。しかし、この男を信用して良いのかどうか…。おぞましき翡翠の敵も、フローラを追いかける。フローラの親友（男）ウードは、いわゆるチャラ男だが、彼の動向も気にかかり、いらいらするフローラだった。人間ではないが、フローラを常に守る存在、それに犬のフリンも加わり、危ない冒険が始まる。この巻を読み終わり、すぐ下巻に突入。めまぐるしく、目が離せない展開…なんて、スリリングなんだ！2013/06/21
ミミネコ
2
とうとう最終章に突入。故郷カリファから飛び出していったフローラですが、無事にカリファに戻れるのか？2018/07/30
しき
2
読む時間なくて、読み終わるのに一週間近くかかちゃったよ。それはさておき、うおぉぉぉぉぉぉ～～～～！！！なにこれ？シリーズで一番面白いよ。1，2巻で感じた読みにくくさはまったく感じられなくて、ハラハラドキドキの冒険と恋の物語になってる！！ちょっと前巻までを読み直さないと、「？」な部分もあるけど、それは些細なこと。もうフローラがどうなるのか気になって、さっそく下巻も読み始めてる。もし1，2巻で読むのやめようと思ってる人がいたら、とにかく3巻もよむべしだと思う。2013/04/29
reeree
1
[http://mediamarker.net/u/reeree/?asin=4488013074] 原題「Flora's Fury」 フローラシリーズ第3作目。 この「怒りのフローラ」上下巻でシリーズは完結。 16歳になったフローラの恋と冒険の物語。 フローラは肌を露出してる男に弱いようです。 まさに怒りのフローラってかんじで、空気を読んで我慢なんて事はしない主人公がいい。 シリーズの最初では死んだ姉の身代わりみたいに育てられてちょっとかわいそうとか思ったけど、実際はそんなにかわいそうではなかっ2014/01/14
はな
1
★★★★★2013/08/13
