創元クライム・クラブ
シルヴィウス・サークル

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488012885
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

一九三×年、“さかしまの娘”と名乗る二人組の女性芸術家が造り上げたのは、エレベーター装置を組み込んだ巨大な芸術作品“プルースト・マシン”。それは一種の大パノラマで、支柱を中心に回転しながら上昇するシートに坐った顧客は、壁面に描かれた数々の絵画を目にすることで、彼岸的な至福の体験を味わえるという趣向のものだ。高等遊民・神野がパノラマ館を訪れた日、“さかしまの娘”の一人が自らマシンに乗り込んでみせる。数分後、役目を終えたシートはゆっくりと下降してきたが、シートの中の芸術家は冷たい骸と化していた。同時に財閥当主の射殺死体も発見される。突如起こった二重の惨劇に興味を覚え、神野は調査を開始するが、謎は昏迷を深めるばかり。そして起こった第二の事件―「蜃気楼に人間が殺せるものかね?」強靭な美学と幻想に彩られた、異才・迫光のデビュー長編。神野伶弐シリーズ第一弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saifu

1
パノラマについての知識とゴシックが大好きな人間じゃないとこれを読むにはキツい。故に皆川博子凄い。2012/05/04

kanamori

0
☆☆★2012/10/20

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