内容説明
純本格推理小説の気鋭が、読者に叩きつける大胆な挑戦状。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
30
意外性を追求するあまり、無理な作品になってしまいました。無茶をしすぎたのかもしれません。どうか、御勘弁のほどを。(読者への挑戦状より抜粋)。 ある事実に勘付けば伏線とロジックを完全に無視して犯人は一足どころか八足飛びでバレバレ(だが読者が完全勝利と言えるためには伏線と根拠に気付く必要があるのでそっちの難易度は高い)、動機に関しては「うおおおおい!」感が強い。似た動機である某古典は「そりゃ殺るわ」と今でも思えるのに・・・。2020/03/15
ちくわ
22
歳時記/依井貴裕 読みました!なんだこれ、スゴすぎるんだけど。伏線の数々とそれを上げながらの論証に脱帽する。声がでない。モヤモヤする部分や、読みづらい部分も一気に晴れる。が、それを差し引いても読みづらい!!面白かったです。2017/04/14
造理
7
★★☆☆☆ 問題偏、挑戦状、解答偏と続くガチガチの本格もの。特に解答偏はもういいよ!ってくらい丁寧に伏線を回収していきます。メイントリックは他にも例がありますね。犯人の動機はどうなんでしょう?一言言えば済む話なのにと思ったりしました。2015/08/05
ネムル
4
リーダビリティを犠牲にしてまで意外性にこだわったのは頷けるが、ここまで不自然で気持ち悪い文章が並べば、トリックは簡単にわかるって……。2010/02/23
TANAKA
3
真相見え見えじゃん!! ロジックはまあまあだけど、しつこい。 動機は社会派?2018/04/29