創元クライム・クラブ
やさしい死神

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488012045
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

本書には、死神にやられたとのメッセージに首をひねる表題作を皮切りに、物足りない芸ゆえに先行きを危ぶまれていた噺家二人が急に上達する「無口な噺家」、元名物編集長の安楽椅子探偵譚「幻の婚礼」、携帯事件に始まり牧&緑コンビ定番の張り込みで決する「へそを曲げた噺家」、『幻の女』ばりに翻弄される緑の単独探偵行「紙切り騒動」、バラエティに富んだ五編を収める。デビュー作品集『三人目の幽霊』、初長編となった『七度狐』に続く、好評落語シリーズ第三弾。

著者等紹介

大倉崇裕[オオクラタカヒロ]
1968年京都府生まれ。学習院大学法学部卒業。1997年「三人目の幽霊」が第4回創元推理短編賞佳作となる。1998年「ツール&ストール」で第20回小説推理新人賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪紫

55
緑君も落語に詳しくなったが、推理に編集長が必要なのは変わりなく、でも落語がわからなくても楽しめるそんな短編集。個人的には「無口な噺家」「幻の婚礼」「へそを曲げた噺家」が好み。何処か安定した、ほのぼのとした余韻を全編味わえます。・・・やっぱり動機の印象強いな。2023/01/09

takaC

40
大倉本にしてはページ数が少ないなと思ったら、段組だった。『七度狐』を飛ばして第三弾を先に読んじゃったみたい。2013/03/18

真理そら

38
短編5作。このシリーズは短編の方が好きかも。『紙切り騒動』が好きだ。京都の人や街の雰囲気が妙にリアルだと思ったら作者は京都出身の人だったのね。このシリーズの続編はもう出ないのかな…2019/08/10

momi

26
「七度狐」「やさしい死神」二冊連続読了!大倉さんの落語シリーズです!!「七度狐」は長編本格ミステリーで落語界のドロドロしたものを表現した作品になっていたのに対し、この「やさしい死神」は短編集で師弟愛、親子愛が描かれていたので、前作と比べると随分と雰囲気の違ったものになっていると思います!いいですねぇ〜。やはり「愛情」がテーマになると、やさしさや愛が心にしみてじぃ〜んときますね…。やはり日本人の私は人情ものが好きだと言うことです(笑)2013/04/14

papako

23
落語界シリーズ3冊目。今回は、短編集。寄席にまつわる謎をとく。師弟関係にほろっとさせられる。師弟は親子。どの師弟も本当にいい関係。やさしい事件が似合っている。編集長もよい師匠、弟子と出会えたんですね。2013/05/23

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